「ゲーム一本90円じゃ、誰も幸せになれない」業界人がダウンロードゲームの価格に疑問 | GameBusiness.jp

「ゲーム一本90円じゃ、誰も幸せになれない」業界人がダウンロードゲームの価格に疑問

「ダウンロードゲームの価格はゲーム内容で決められるべきだ」と業界人は語ります。

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「ダウンロードゲームの価格はゲーム内容で決められるべきだ」と業界人は語ります。

Capybara Gamesの創設者であるKris Piotrowski氏は、ダウンロードゲームの価格に疑問を提示します。

「プレイステーション3の『Flowery』の価格は10ドル(約900円)だ。畜生、このゲームになら20ドル(約1800円)払う。それどころかフルプライス出したっていい。値段以上の価値があるゲームがダウンロードでは10ドルで配信されているが、ウチの『Critter Crunch』が同じだけのゲーム体験を提供できるかどうかは分からない」

ダウンロードゲームの価格は内容で決められるべきだ、とするのがPiotrowski氏の主張。『Braid』『Flowery』といった名作ゲームがそれにふさわしくないほどの安価で供給されている現状、価格帯にバラエティがないことでゲーム内容にあわせた値段が付けられないとしています。

「99セント(約90円)の値段を付けているんじゃ、誰も幸せにはなれない」

ボリュームのある名作ゲームと、そうでないゲームが同じ価格帯で売られることは、送り手と受け手の双方に良くない・・・ということのようです。

どんどん安価な方向へと向かうダウンロードゲームですが、iPhoneに参入したメーカーの多くが第二作を出していない、という調査結果と考え合わせると、安いばかりではなく適正価格の確立が急務であるようです。
《水口真》

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