ヒット作連発を支えるカプコンのアメーバ開発体制 | GameBusiness.jp

ヒット作連発を支えるカプコンのアメーバ開発体制

『モンスターハンター』『ロストプラネット』『デッドライジング』『戦国BASARA』と次々にヒット作品を連発するカプコン。その原動力の一つに京セラのような「アメーバ経営」ならぬ「アメーバ開発体制」が挙げられると東洋経済が伝えています。

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『モンスターハンター』『ロストプラネット』『デッドライジング』『戦国BASARA』と次々にヒット作品を連発するカプコン。その原動力の一つに京セラのような「アメーバ経営」ならぬ「アメーバ開発体制」が挙げられると東洋経済が伝えています。

一般的なゲーム開発現場が、タイトル毎にプロデューサーを頂点としてプログラマ、サウンド、ビジュアルなどの数十〜数百のメンバーで構成されるチームになっているのに対して、カプコンの場合はそれぞれの職種を含んだ10名未満の小さなユニットを約120構成し、1人のスタッフが複数のユニットに参加、タイトルの開発状況によってこのユニットを柔軟に配置して制作を進めていくそうです。企画、収支分析、本開発、メディアミックス展開、と各段階に応じて必要なユニットが追加されていき、成功ノウハウを迅速に様々なタイトルに展開できる仕組みになっています。

また、「MTフレームワーク」の存在により、複数ラインでの開発が容易になっています。加えて、周次で採算管理を徹底し、収益力の高い体制を構築しているとのこと。

カプコンは2002年/03年と連続して赤字になったことから組織の改革に乗り出し、2002年8月からこのような体制に一新し、成功を収めているということです。

ある程度の規模があることが前提にはなりますが、一つの方法論として興味深いところです。
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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