
『Fit Boxing』や『メダロット』シリーズを展開するイマジニアは2026年10月28日、2027年3月期第2四半期(中間期)の連結決算を発表し、営業利益2億2,014万円の黒字転換を報告しました。
ゲーム事業で『メダロット カードロボトルRB』や『Fit Boxing 3』ニンテンドースイッチ2版などを発売し、売上高が前年同期比13.1%増加したことが今回の黒字の一因。売上総利益の増加と販売費、一般管理費の減少によって営業損益が黒字に転換したほか、保有する投資有価証券の売却で約7億6,653万円の利益を計上したことが、経常利益と中間純利益の大幅増につながりました。
主力『Fit Boxing』をニンテンドースイッチ2へ―『メダロット』新作も発売
同社グループはエンターテインメント市場において「コンテンツ事業」を中長期的な成長の軸に据えています。当中間期のコンシューマーゲーム展開では、主力IPおよび既存タイトルを軸とした新ハードへの対応が進められました。
具体的には『メダロット カードロボトルRB』を発売したほか、主力タイトル『Fit Boxing 3 -Your パーソナルトレーナー』を同社初のニンテンドースイッチ2向けソフト『Fit Boxing 3 -Your パーソナルトレーナー Nintendo Switch 2 Edition』として投入しました。同社は、こうした取り組みの結果、増収・営業黒字化を達成したとしています。
営業黒字転換、経常利益は前年同期比572.2%増
イマジニアが公開した2027年3月期第2四半期決算短信によると、当中間期の売上高は29億7,094万円(前年同期比13.1%増)となりました。前年同期に1億2,999万円の損失を計上していた営業損益は、2億2,014万円の黒字へと転換しています。
利益面では、経常利益が8億9,926万円(前年同期比572.2%増)、親会社株主に帰属する中間純利益が5億8,487万円(同607.1%増)と大きく伸長しました。1株当たり中間純利益は60円65銭(前年同期は8円58銭)です。
経常利益および中間純利益が大幅に増加した主因は、7億6,653万円の投資有価証券売却益の計上にあります。本業の収益力を示す営業利益の黒字化に加え、投資有価証券売却益などの営業外収益が利益水準を大きく押し上げました。
項目 | 2026年3月期中間期 | 2027年3月期中間期 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|
売上高 | 26億2,700万円 | 29億7,094万円 | +13.1% |
営業利益 | △1億2,999万円 | 2億2,014万円 | 黒字転換 |
経常利益 | 1億3,300万円 | 8億9,926万円 | +572.2% |
親会社株主に帰属する中間純利益 | 8,200万円 | 5億8,487万円 | +607.1% |
※2026年3月期中間期の売上高・経常利益・中間純利益は決算短信サマリーの百万円単位(百万円未満切捨て)の数値を換算。
また、2027年3月期中間期末時点の連結財政状態は、総資産が137億9,200万円(前期末は129億9,200万円)、純資産が127億1,600万円(同120億9,700万円)となりました。自己資本比率は91.0%(同92.0%)と、引き続き高い財務健全性を維持しています。
中間期で通期の経常利益予想を超過、業績見通しは据え置き
2027年3月期の通期業績予想は据え置かれ、売上高57億8,000万円(前期比1.6%増)、営業利益2億5,000万円(同72.3%増)を見込んでいます。
一方、中間期の経常利益8億9,926万円は通期予想の7億6,000万円をすでに上回っており、中間純利益5億8,487万円についても通期予想の5億円を超過しています。ただし、現時点で業績予想の修正は行われていません。また、年間配当予想も前期と同額の60円を維持しています。






