VRChat Inc.がピクシブからの出資受け入れを発表 ―BOOTHの3Dモデル流通総額100億円超でエコシステム連携へ | GameBusiness.jp

VRChat Inc.がピクシブからの出資受け入れを発表 ―BOOTHの3Dモデル流通総額100億円超でエコシステム連携へ

VRChat Inc.は9月9日、ピクシブ株式会社からの出資受け入れを発表し、ピクシブ開発の初心者向けワールドを2026年秋に共同リリースします。

企業動向 資金調達
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VRChat Inc.は9月9日、ピクシブ株式会社からの出資を受け入れ、3Dアバター文化とクリエイターエコシステムのさらなる発展に向けた協業を開始すると発表しました。ピクシブの「BOOTH」3Dモデルカテゴリは2025年の年間流通総額が100億円を突破しており、その成長を支えてきた両社が提携に踏み切った形です。出資金額・出資比率はいずれも非公開です。

BOOTHの3Dモデル流通総額は100億円突破

発表によると、ソーシャルVRプラットフォーム『VRChat』を運営する同社と、イラスト投稿サービス「pixiv」やクリエイターズマーケット「BOOTH」を展開するピクシブは、クリエイターがより自由に創作し、その活動から継続的に対価を得られる環境づくりを目指すとしています。

ピクシブが運営する「BOOTH」の3Dモデルカテゴリは、2025年年間流通総額が100億円を突破しました。ピクシブが2月に公開した「BOOTH 3Dモデルカテゴリ 取引白書2026」によると、前年の約58億円から前年比約179%となる約104億円へと急拡大しています。

『VRChat』は、Steam、Meta Quest Store、PICO、iOS、Androidに対応し、無料で利用できるソーシャルVRプラットフォームです。ピクシブは、登録者数1億人を超える「pixiv」のほか、「BOOTH」「pixivFANBOX」「VRoid Studio」などを展開するインターネットサービス企業。「BOOTH」の3Dモデルカテゴリでは、『VRChat』での使用を想定したものなどが多く並びます。

初心者向けワールド「アバター×着せ替えチュートリアル(仮)」を共同リリース

協業に向けた取り組みの一つとして、ピクシブはVRChat初心者を対象とした「アバター×着せ替えチュートリアル(仮)」の開発を進めています。同ワールドは、アバターを選び、衣装を着せ替え、自分らしい姿をつくっていく一連の体験を実際に操作しながら学べる内容です。2026年秋にVRChatの支援のもと共同リリースされる予定で、タイトルは仮称のため、正式名称は今後決定されます。

新規ユーザーがアバター文化を理解しやすくなることで、VRChatを継続的に楽しむユーザーの増加と、クリエイターの作品と新たなユーザーとの接点拡大が期待されます。

今回の協業について、VRChat Inc. CEOのGraham Gaylor氏、ピクシブ株式会社 代表取締役CEOの丹羽 康弘氏は次のようにコメントしています。

VRChatは、クリエイターが自らの手でプラットフォームを形づくり、自分らしく表現できる自由を大切にしながら歩んできました。一番難しい仕事をしているのは、いつもクリエイターの皆さんです。私たちの役割は、その創造性を支え、アバター制作が対価を得られる意義ある仕事となるよう後押しすることです。ピクシブは、日本のクリエイターエコシステムにおいて重要な役割を果たしてきました。ツールやマーケットプレイス、デバイスを問わずクリエイターを支援し続けるという方針のもと、ピクシブとともに何を実現できるかを探求していけることを楽しみにしています。

Graham Gaylor氏(参考日本語訳)

ピクシブは、2017年に「誰もが3Dアバターを持てる世界」を目指して「VRoidプロジェクト」を始動しました。 以来、3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」やあらゆる創作物を扱うクリエイターズマーケット「BOOTH」を通じて3Dアバターの制作と流通を支える仕組みづくりに注力してまいりました。今やBOOTHの3Dモデルカテゴリは年間取扱高100億円を超える規模に成長しましたが、これほどの市場へと育ったのは、ひとえに クリエイターの皆様の力と、その活躍の場であるVRChatという存在があったからこそです。 今回の提携を通じて、3Dアバター文化における「創作」「流通」に加え、「体験」の 各領域で両社の連携を深め、アバター文化のさらなる発展と、 新しい創作の可能性を広げていきたいと考えています。

丹羽 康弘氏

両社は2026年9月17日(木)から21日(月・祝)まで幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2026」でも連携します。VRChatはブースを出展し、ピクシブがブースサポートおよびステージセッションへの登壇を行う予定です。

《GameBusiness.jp》

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