個人ゲーム開発者のshigefusa29(SHIGEFUSA.WORKS)氏は2026年9月6日、同氏の開発しているダンジョン探索ローグライクRPG『Dungeon Overdose』のパブリッシングを巡って、パブリッシャーと約1年4カ月にわたり交渉の上、契約が破談となったことを自身のXアカウントにて公開しました。
パブリッシャーから声をかけられたものの……最初に伝えたはずのウィッシュリスト登録数を原因に破談
『Dungeon Overdose』は、ランダム構成される全100階のダンジョンを踏破することが目的のローグライクコマンドバトルRPGです。
本作では、全滅しても生き返れる"残機"、魔法や技を使用すると溜まる"中毒率"、残機を消費して中毒状態を強力バフに変換する"オーバードーズ"といったシステムが存在。特定の行動をとることによってステータスが上昇・連鎖する"開眼"など、さまざまなシステムやリソースを使いつつダンジョンへと挑みます。

そんな同作の開発者は、2025年5月に開催された東京ゲームダンジョン8への参加時にとあるパブリッシャーからパブリッシングの契約を持ちかけられました。これに同氏は喜び、その後7~8月の契約を目指してウィッシュリスト数や販売時期、ビルドの状況などの必要な情報を共有、売上の配分などについても交渉が進んでいたといいます。
しかし、パブリッシャー都合により契約は延期。その後もズルズルとパブリッシャー側都合による契約の延期が繰り返され、パブリッシャーから2026年5月のイベントに出てほしいと言われて参加したものの、前日のメールの挨拶にも返答がなくパブリッシャーの人員が姿を現さなかったことから不安と不信感を抱いたとのこと。
引き続きパブリッシャー都合による契約の延期が繰り返されるなか、開発者が「契約する意思は本当にあるのか、無いのなら契約の話はお断りしたい」と伝えたところ、1年以上前に伝えていたはずのウィッシュリスト数を根拠に「契約は難しい」という返答を受けたと開発者は語っています。
「"なぜ、それをもっと早く判断できなかったのか"、そこだけは、どうしても納得できませんでした」と語るSHIGEFUSA.WORKS氏。「自分と同じような開発者が生まれてほしくない」と思ったから今回の出来事を公開することにしたとし、パブリッシャーから声をかけられたことはゴールではなく、むしろそこからが本当の戦いだと同氏は述べて投稿を締めました。
続くポストで同氏は、もし最初から「ウィッシュリスト1万以上が契約の最低条件」だったのであれば、最初にそう言ってほしかったと言及。開発者の時間も人生ももう少し大切に扱ってほしかったとしています。
また、今回の投稿は自分自身への戒めとして、再び「同じような思いをする開発者が、これ以上増えないことを願っています」と綴りました。
『Dungeon Overdose』は、PC(Steam)に2026年第4四半期リリース予定で、現在Steamでは体験版が配信中です。
なお、同氏は投稿と自身のプロフィールでニンテンドースイッチ版にも言及しています(パブリッシャー契約の破談もあり、リリースタイミングは不明)。









