2026年8月26日から30日までドイツ・ケルンにて開催されたgamescom 2026。同イベントで発生した複数の盗難事件を巡り、gamescom公式Xアカウントは8月29日に声明を公開しました。
「責任逃れの声明だ」「警備に問題があったのでは」……gamescom運営に寄せられる批判

今回のgamescom 2026の会場では、非対称型オンラインサバイバルホラー『Mimic』を開発しているRyan Laley氏をはじめとする複数のインディーゲーム開発者が持ち込んだPCが盗難に遭ったことなどが報じられています。
また、ゲームグッズ販売などを手がけるアメリカ企業iam8bitは8月29日、gamescom企業ブースに置いていた2台のラップトップPCが盗難に遭ったと発表しています。
こうした状況を受け、gamescom公式アカウントは相次ぐ盗難事件について声明を発表しました。この声明の中で「すべての事案は弊社および警察に報告されており、すでに捜査が開始されている」「セキュリティはイベントにおいて最優先事項の一つ」としつつも、「個別のブースセキュリティは別途予約可能であり、出展者の皆さまには盗難に対する機器の保険加入を推奨している。これらは参加規約に明記されている」という旨が記載されています。
こちらについて、「この声明はgamescom側の責任逃れの文章ではないか?」と考える人も多くいたようです。
ゲームコンサルタントを手がけ、今回盗難被害に遭ったRyan Laley氏への支援を表明しているIndie Game Joe氏はgamescomの声明に対し「正直言って、読むたびに腹が立つ」と述べました。
「ビジネスエリアの出展者には24時間体制の警備があり、許可なく機器を持ち出すことはできないという規則があると伝えられていた」「開発者がPCを失うのはただ機器を失ったというだけでなく、ゲーム自体と、収入のすべてを支えている基盤を失ったということだ」「彼らの声明をもう一度読んでみてほしい。責任を認める言葉は一つもない。被害を受けた開発者をどう支援するのか、再発防止のための具体的な対策についても何も触れられていない」と、gamescom側の姿勢を強く非難しました。
また、gamescomの声明についても、2025年の同イベントにおいて雇われていた警備員の約1/3が正規の資格や書類を所持していなかったとの疑いがあったことを報じる西部ドイツ放送(WDR)の報道がコミュニティノートで付与されており、イベントの警備体制の不備を指摘する声も同声明のリプライ欄に多く寄せられています。
今回、真っ先に盗難被害を訴えたRyan Laley氏は多くのサポートを受けることとなり感謝していると述べていますが、今後のgamescomのセキュリティや運営方針については多くの議論を呼ぶものとなりそうです。










