2026年8月にドイツ・ケルンで開催されたgamescom 2026で発生した複数の盗難事件について、gamescom運営は、改めて声明を発表しました。
「批判は正当なもの」最初の対応を謝罪
今回の声明で運営側は、「この数日間、複数のインディー開発者の機材盗難について、私たちのコミュニケーション方法に対し多くの批判を受けた。その批判は正当なものだ」と明言。「最初の対応は適切なトーンではなく、被害を受けた人々に対して相応しい共感を示すことができなかった。申し訳ない」と謝罪しました。
その上で、「このような盗難は物質的な損失以上のものだ。gamescomそのものを台無しにし、何ヶ月も何年もかけて築いた仕事を破壊しうる。小規模スタジオにとっては、それがほぼすべてである場合もある」と被害の深刻さへの理解を示し、「すべての被害者の皆様へ:これがあなたに何をもたらしたか理解しており、最初の瞬間からそう伝えるべきだった」と述べています。
具体的な改善策を表明
運営側は既に被害者との対話を開始したとし、今後の対応として、インディー出展者向けセキュリティの専門レビュー実施、数週間以内に共同インディーブースの主催者を招待し、具体的な対策を共同で策定するラウンドテーブルの開催、被害報告の呼びかけを行い、過去の事案も含め、すべての出展者に運営と警察への報告を促進を約束。
また、事件発生後に業界から無条件の支援が寄せられたことに感謝を示し、「gamescomは業界によって、業界のために作られている。情熱を持った人々、そして私たちにとって非常に重要な多くの小規模スタジオによって支えられている」とコメント。「コミュニティと共にgamescomをより良くしていくことが私たちのコミットメントだ」と締めくくっています。
最初の声明は「責任逃れ」と批判
今回の改訂声明は、8月29日に発表された最初の声明が「責任逃れではないか」と大きな批判を受けたことを受けてのもの。
最初の声明では「個別のブースセキュリティは別途予約可能」「機器の保険加入を推奨」など、出展者側の自己責任を強調する内容だったため、ゲームコンサルタントのIndie Game Joe氏から「責任を認める言葉は一つもない。被害を受けた開発者をどう支援するのか、再発防止のための具体的な対策についても何も触れられていない」と強く非難されるなど、コミュニティから厳しい反応を受けていました。
また、2025年のgamescomで雇われていた警備員の約1/3が正規の資格や書類を所持していなかったとの疑いがあったとする報道も浮上し、イベントの警備体制そのものへの疑問の声も上がっていました。
今回の新たな声明が、被害を受けた開発者やコミュニティからどのような反応を得るか、そして約束された改善策が実際にどう実行されるか、今後も注目が集まりそうです。










