DLSS 5に「これはフェイクです」―『GTA5』や『デススト2』など関わったアニメーターが抱く、新技術への強い違和感とは? | GameBusiness.jp

DLSS 5に「これはフェイクです」―『GTA5』や『デススト2』など関わったアニメーターが抱く、新技術への強い違和感とは?

完全拒否ではないものの、強めの否定寄りな反応です。

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DLSS 5に「これはフェイクです」―『GTA5』や『デススト2』など関わったアニメーターが抱く、新技術への強い違和感とは?
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ベテランアニメーターのMike York氏が3月17日、自身のYouTubeチャンネル「York Street Gaming」で、NVIDIAの新技術「DLSS 5」に対して極めて強い反発を示しました。

「これはライティングの問題ではない」技術解説に不満たっぷり

York氏は『グランド・セフト・オートV』と『グランド・セフト・オート・オンライン』でアニメーターを務めたほか、『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』のモーションエディターなど数々のビッグタイトルに関わったゲーム業界のベテランです(MobyGames参照)。



3月17日のライブ配信は、ゲーム技術サイトのDigital FoundryがNVIDIAの新技術「DLSS 5」を、『バイオハザード レクイエム』を通して体験する動画を視聴しながら、時に一時停止して、技術的な解説や感想を述べる内容となっていました。

冒頭では、NVIDIA側の「既存のフレーム生成や超解像度といった技術を補完するものです」といった説明にうなづいたり、軽く流す程度だったYork氏ですが、主人公グレースの顔がDLSS 5により変わるビフォー/アフターを見るや否や「ノー、ノー、ノー、ノー」と激しい反応を見せます。

「これは単なるライティングの問題じゃないんだ、おい。何だこりゃ……マジで言ってるんだ、これは完全にAIによる再レンダリングみたいなもんだ」とコメント。「あれは誰だ?彼女、まったくの別人じゃないか」「目の片方はこちらを見て、もう片方は違う方を見ている」と、前後2つの画像を並べ、視聴者に向けて問題点を説明しています。

「すべてのフレームにAIフィルターをかけたようなものです。とても、とても(ビフォーとアフターは)似ているし、肌や髪質といった“詳細情報を追加しただけ”の、一見、良い仕事をしていると感じられる」とDLSS 5に一定の評価をしつつも、「彼らはライティング技術の問題と言っているけれど、これはライティングではない。唇にはビフォーに無かったシワが追加されシェイプは変わり、耳の形も別物にしてしまっている」とし、「これはフェイクです。AIによるフェイク画像なんです」と強い口調で述べています。

York氏はDLSS 5の新技術を頭ごなしに拒否しているというよりも、「ハードウェア側の進化を待つことなく、ゲームの映像表現やライティングを“補完”し、よりフォトリアルにできる技術」という説明に、大いに不満を抱いているようです。

このほかにも、あくまでYork氏の独自見解ではありますが「DLSS 5の何が問題なのか」について、約1時間の技術的な解説を加えたトークが見られますので、動画をチェックしてみてください。


《稲川ゆき@Game*Spark》

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