半導体価格高騰の影響を受ける自作PC界隈ですが、更なる価格高騰の要因が存在している模様です。
PCのグリスやヒートシンクで知られるThermal GrizzlyのCEOが、銅やスズなどの金属価格高騰の影響について自身のYouTubeチャンネルにて語っています。
あれもこれも高騰するなか、次はクーラー類が値上げ?
この問題について語るのは、Thermal GrizzlyのCEOで開発者、またオーバークロッカーでも知られるder8auer氏です。

そのトレードマークから“熊グリス”などの愛称で知られる同社ですが、そのCEOによればCPUやGPUのクーラーに今後更なる値上げ要因が存在しているとのこと。
それが世界的な金属価格の高騰で、特に銅や錫といった金属の高騰が今後悪影響を及ぼすとしています。これらの価格高騰の要因は、主に深刻な供給不安と旺盛な需要、また低水準の在庫といういわば構造的な問題とされており、高騰は今後も続くことが予想されています。


グラフ化するとその変化は一目瞭然で、2004年頃から急速に価格が上昇している様子がはっきりと確認できます。
der8auer氏も動画内にて、従来発注から1、2週間程度で製品に必要な金属資材が届いていたところ、10月に発注して納期は2月で価格も確定できないと業者から返信があったとのこと。その価格も水冷ブロックに使用する銅板が、190ユーロから280ユーロにまで値上がりし、およそ50%近く高騰しているとしています。
スズにしても同様で、ユーロ建てで約60%、米ドル建てで約80%とこちらも高騰中。製品内部の回路のはんだ付けや製品組み立てなどに影響が出始めているとしています。
der8auer氏は、需要の面から「良くないこと」としながらも50ユーロ近い価格引き上げを必要ではとの考えを示しているほか、他社CEOも価格維持に苦心しつつも高騰が続いた場合の価格への転嫁を示唆する返答を得たことなどを明らかにしています。
SSDやメモリなど急激な価格高騰が続く中、次はCPUやGPUのクーラーの値上がりするのではないか、PCパーツの話になると「今はやめておけ、時期が悪い」と返す定番ネットミームにもなっている「時期が悪いおじさん」の苦難はまだまだ続きそうです。










