執筆時点で新世代のメモリ規格「DDR5」の登場から3年以上が経ちますが、2025年11月頃から市場価格が高騰。SNSでは嘆きの声が寄せられているようです。
同年には旧世代のDDR4生産終了の告知も
PCのメモリパーツに関して、旧世代である「DDR4」の生産終了が大手メーカーから告知。それに伴ってか2025年10月には、同世代のメモリの市場価格が高騰していました。一方の新世代である「DDR5」は価格が安定しており、一時期は下落傾向すら見られましたが、11月頃から急激に値上がりし、“ハイエンドなものに至ってはゲーム機より高い”ことが話題になっているようです。


この背景としてAI需要が考えられており、実際に有志によるAmazon市場価格追跡ツール「Keepa」で見てみると、日本でも10月から11月にかけて価格が2~3倍になっているメモリが確認できます。

なお、PS5といったゲーム機の価格を超えるものは48GB×2や64GB×2といったハイエンドなものばかりですが、これらも10月頃と比べると急激に高騰している状況です。
なお、海外の店舗では高騰を理由に固定価格を示せず、店員に聞くよう案内する事例も複数存在しており、テック系メディアThe Vergeはその不透明な様子を、「まるでシーフードレストランの本日獲れたての魚介(catch-of-the-day)のよう」と例えています。










