ビジネス特化型の世界最大プロフェッショナルネットワークであるLinkedInは、数独生みの親として知られる株式会社ニコリとの共同開発により、パズルゲーム「Mini数独」の全世界提供を開始しました。
12億人のプロフェッショナルに新たなつながりを創出
LinkedInは世界200以上の国と地域に12億人以上のメンバーを有し、毎秒7人が新たに登録する巨大なプロフェッショナルネットワークです。今回の「Mini数独」により、世界110以上の国と地域で6億人から知られ、現在も2億人以上が解いているという数独が、より短い時間で世界中どこからでも楽しめるようになります。
LinkedInはこれまで、Queens、Tango、Zipなどを含む5種類の独自ゲームを開発・提供してきました。これらのゲームは高い継続力を示しており、86%が翌日もプレイし、さらに82%が1週間後もプレイしているという実績があります。
Z世代の急成長に対応した戦略的取り組み
日本の労働市場が急速に変化する中、「Mini数独」などのゲーム導入は、LinkedIn上で急速に存在感を高めているZ世代を中心としたプロフェッショナル層の多様なニーズに応える取り組みです。2023年以降、日本におけるLinkedInのメンバーシップは全体で36%増加し、Z世代のメンバーも20%増加しています。
新たに導入された「Connections Leaderboard(コネクションズ・リーダーボード)」機能により、メンバーはネットワーク内での自身の順位を確認することが可能となり、メンバー同士の他愛のない会話や励まし合いがより活発となることを目指しています。
世界数独選手権3度優勝者との共同開発
「Mini数独」の開発は、世界数独選手権で3度優勝し、LinkedIn社内で「パズルマスター」を務めるトーマス・スナイダーとニコリの共同開発で実現しました。株式会社ニコリにとって、グローバル企業との取り組みは今回が初めてとなります。
経営陣のコメント
株式会社ニコリの安福良直代表取締役社長は、「1980年の創業以来、ニコリは様々なパズルを開発し、世界の皆様にお届けしてきました。グローバル企業とは初めての連携により、『Mini数独』を誕生できたことは当社にとっても意義深い取り組みであり、大変光栄に感じております」とコメントしています。
2025年は、日本にクロスワードが上陸して100年を迎える記念すべき年でもあり、同社は今後もより一層多くの方にパズルを楽しんでいただけるよう、子どもから大人まで世界中の様々な人々が夢中になれるパズルを提供していく方針を示しています。
LinkedIn日本代表の田中若菜氏は、「この取り組みは、ニコリのLinkedIn東京オフィスへの見学から始まり、ロジックパズルへの共通の情熱が関係を深め、やがて『一緒に何かを作るとしたら?』という未来の可能性を語り合った後に、グローバルにも及ぶ大きなプロジェクトとなりました」と、コラボレーションの経緯を説明しています。
プロフェッショナルネットワークの新たな可能性
田中氏はさらに、「日本におけるZ世代登録者の大幅な増加は大変喜ばしいことであると同時に、日本の次世代の人材を支援する使命も強く感じています」と述べ、今回の「Mini数独」により、Z世代を中心としたプロフェッショナル層の更なる有意義なつながりの構築を支援するとともに、今後も急速な変化を遂げる労働市場のニーズに応え、成功へと導くことに貢献していく姿勢を示しています。
この取り組みは、従来のビジネスネットワーキングの枠を超え、ゲームという共通の楽しみを通じてプロフェッショナル同士の自然な交流を促進し、新たなビジネスチャンスの創出につなげる革新的なアプローチとして注目されます。