
ゲーム業界の巨星、この世を去る――アメリカ現地時間12月21日日曜日、ヴィンス・ザンペラ(Vince Zampella)氏(55)が、ロサンゼルス近郊で発生した乗用車の衝突事故により死去したことが明らかになりました。
『CoD』『Apex』『BF』……シューター界の発展支えた大人物
ザンペラ氏はかつてInfinity WardのCEOとして、世界的なヒット作となった『Call of Duty』フランチャイズを成功へと導きました。その後独立し、2010年にはRespawn Entertainmentを共同設立して、『Titanfall(タイタンフォール)』、『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』、『STAR WARS ジェダイ』シリーズといった数々の人気タイトルを世に送り出しました。
直近ではRespawn Entertainmentだけでなく、EAのスタジオチームを率い、『Battlefield 6(バトルフィールド6)』の指揮にも携わっています。
観光道路での悲劇…
カリフォルニア州高速道路警察(CHP)の発表によると、事故は日曜日の午後12時45分ごろ、ロサンゼルス北方のサンガブリエル山脈を走る観光道路「エンジェルス・クレスト・ハイウェイ」で発生しました。
原因は明らかとされていませんが、ザンペラ氏が運転していた車が南進中に道路を逸脱してコンクリートの障壁に衝突。車両は直後に炎上し、運転席に取り残されたザンペラ氏は現場で死亡が確認されました。また、車外に投げ出された同乗者1名も、搬送先の病院で死亡が確認されています。
筆者は先日の「The Game Awards 2025」会場でもザンペラ氏と話す機会がありました。「2026年もファンを楽しませられるように色々仕込んでいるよ」と楽しそうに語ってくれた氏の姿を鮮明に思い出します。 突然の訃報に驚きが隠せません。 ザンペラ氏の御冥福をお祈りいたします。










