「SGDQ 2022」で更新されたRTA世界記録の一つに不正が発覚―実行者はイベントから追放 | GameBusiness.jp

「SGDQ 2022」で更新されたRTA世界記録の一つに不正が発覚―実行者はイベントから追放

不正を働いた人物は、元より「“世界記録”という言葉は使うべきではない」といったスタンスを表明していたようです。

文化 寄付
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RTAイベント「Summer Games Done Quick 2022(SGDQ 2022)」にて、スピードランナーの一人であるMekarazium氏が参加したゲームの世界記録を更新しましたが、実際には不正な録画映像を流していたことが明らかとなりました。

「Summer Games Done Quick 2022」は世界最大のRTAイベントであり、先日には300万ドル以上(約4億円以上)の寄付金を獲得したことが報じられています。現地時間6月30日、Mekarazium氏は同イベントにて『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』本編のHardモードと、DLC「BLADE WOLF」のスピードランに挑戦。同氏は後者を6分55秒でクリアし、自身が保持していた世界記録を約25秒も更新することになりました。

Games Done Quick による公式Twitch配信では称賛の声が寄せられましたが、プレイ中にはマウスから右手を離したにも関わらずキャラが動き、Mekarazium氏が“左手でマウスを動かしていた”と釈明するなどやや不自然な瞬間も記録されています。

同氏は “投稿された動画外では実際にもっと早くクリアできる人がいるかもしれない”と「“世界記録”という言葉を使うべきではない」といったスタンスを表明しており、今回のプレイ後にも“掲載される記録に拘るのでは無く、どれだけ自身のベストを発揮できるか拘るべき”という旨のスピーチを残しています。しかしその後、配信していた映像が事前に録画した映像を継ぎはぎしたものであったことを告白しました

同氏は自身が「他人のことを思慮せずに、利己的な行動をしてしまった」と謝罪の意を表明。Games Done QuickのYouTubeチャンネルから、本イベントにおける同氏の動画が削除されることになりました。なお、PCGamesNなどの海外メディアがGames Done Quickにコンタクトを取ったところ、“Mekarazium氏は今後の同運営によるイベントからは追放される”とのコメントを得ています。


《ケシノ@Game*Spark》

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