『World of Tanks』元開発者がウクライナ状況の警告表示を開発元に要請―「ロシアの若者が侵略者として本物の戦車の中で生きたまま焼かれている」 | GameBusiness.jp

『World of Tanks』元開発者がウクライナ状況の警告表示を開発元に要請―「ロシアの若者が侵略者として本物の戦車の中で生きたまま焼かれている」

ウクライナ副首相は3月3日、大手ゲーム会社への「すべてのロシア人とベラルーシのアカウント」のブロックの要請も行っています。

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『World of Tanks』元開発者がウクライナ状況の警告表示を開発元に要請―「ロシアの若者が侵略者として本物の戦車の中で生きたまま焼かれている」
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戦車を題材としたオンライン対戦ゲーム『World of Tanks』(WoT)開発に携わった元開発者Vitaliy T.さんは、同作品のゲーム内メッセージなどを通して、ロシアのプレイヤーたちにウクライナの状況を伝え、戦争支持を思いとどまらせるよう開発元Wargamingに要請しています。

Wargamingはキプロス(創業時はベラルーシ)に本社を構え、ウクライナの首都キエフ、ロシアのモスクワとサンクトペテルブルクなど各地にスタジオ持っています。ベラルーシの現政府はロシアのウクライナ軍事侵攻に協力しており、Vitaliyさんは人気タイトルである『WoT』のロシア人プレイヤーへの影響力を利用すれば“ゲームチェンジャーになれるかもしれない”と訴えかけています。

また、LinkedInのページにはウクライナの街角で動かなくなった戦車の写真を添え、次のようなメッセージを投稿しています。
「親愛なる #wargaming 様。ウクライナの人々は死につつあり、何千人もの人々が避難所に座っています。あなたの従業員や元従業員、彼らの子供や友人の命が危険にさらされています」

「(『WoT』をプレイするような)20代のロシアの若者は、侵略者として本物の戦車の中で生きたまま焼かれています。それは彼らにとって栄光ではなく恥ずべきことです。21世紀には、本当の戦車戦や航空戦の場所はありません。戦車や戦闘機はゲームのままでなければなりません」

「写真は3Dの戦車ではなくウクライナの街角にある本物の戦車で、この中にいる少年たちはもう「レッツバトル」ボタンを押すことができないでしょう」


Vitaliyさんと同様の要請がウクライナの開発者や政府関係者からも行われており、ウクライナ副首相のミハイロ・フョードロフ氏は、大手ゲーム会社やプラットフォームホルダーに対して「すべてのロシア人とベラルーシのアカウント」のブロックと、すべての国際eスポーツイベントへの参加停止を要請しています。

このほか、『World of Tanks』日本公式アカウントも、現在の状況に対してコメントをTwitter上で発信しています。

《稲川ゆき@Game*Spark》

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