ウクライナ副首相がゲーム関係者にロシア・ベラルーシに対する制裁求める―ソニーやEAなど既に行動に移している企業も | GameBusiness.jp

ウクライナ副首相がゲーム関係者にロシア・ベラルーシに対する制裁求める―ソニーやEAなど既に行動に移している企業も

ユーザーのブロック、esportsイベントの出場停止などを要求しています。

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Michael Nigro/LightRocket/ゲッティイメージズ
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ウクライナ副首相のミハイロ・フェドロフ氏は、ゲーム開発企業とesports関係者に現在も同国への侵攻、その支援を行っているロシア・ベラルーシに対して制裁措置を行うように要求しました。

日本時間3月2日、フェドロフ副首相はTwitterにて書簡を公開。文書では各国が行っている経済制裁に加え、ゲーム企業やe-Sports業界によるアクションも必要であるとして、ロシア・ベラルーシのプレイヤーのブロックや両国内で開催されるイベントの中止を呼びかけています。

また、ツイートにはXboxとPlayStationの両公式アカウントに対するメンションが付いており、同氏は「ロシアはウクライナだけでなく、すべての文明世界に宣戦布告しているのです」と強く訴えました。全文の翻訳は下記の通りです。

ゲーム開発企業、並びにesportsプラットフォームの皆様へ

ロシア連邦は、わが国に対して欺瞞的かつ非道な軍事攻撃を行いました!想像してみてください、この2022年に、巡航ミサイルがヨーロッパのど真ん中にある近隣住宅や幼稚園、そして病院を攻撃しているのです。

(わが国の)軍隊と市民はウクライナを最後まで守り通すつもりでいます!全世界が経済的制裁を通してロシアを孤立させています。敵は間違いなく重大な損失を被るでしょう。しかし、皆さん(ゲーム関係者)の助力が必要です。

2022年において、戦車、多連装ロケット砲、ミサイルに対する最良の回答は恐らく現代技術です。きっと皆さんは耳を傾けるだけでなく、ウクライナ、ヨーロッパ、そして民主主義世界全体を血濡れた権威主義による侵略から守るため、出来る限りのことをしてくれると信じています。

依ってわたしは、ロシア・ベラルーシの全アカウントの一時的なブロック、両国のチームとゲーマーの国際esportsイベントの一時的な参加停止、両国内で開催されるイベントのキャンセルを訴えます。我々はこれらを実施することで、ロシア市民が恥ずべき軍事侵攻を積極的に止める動機になると確信しています。

敬具 ウクライナ副首相 ミハイロ・フェドロフ

なお、記事執筆時点(2022/3/3 11:32)でソニーはロシア国内における映画の劇場公開を中止し、エレクトロニック・アーツは『FIFA 22』『FIFA MOBILE』『FIFA Online』からロシアチーム・クラブを削除することを表明しています。

《ケシノ@Game*Spark》

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