『原神』PC版アンチチートプログラムの仕様変更を発表―「あらゆるプレイヤーの個人情報や利益に損する行為をいたしません」と相次ぐ疑惑の声に回答 | GameBusiness.jp

『原神』PC版アンチチートプログラムの仕様変更を発表―「あらゆるプレイヤーの個人情報や利益に損する行為をいたしません」と相次ぐ疑惑の声に回答

miHoYoは、28日にリリースした『原神』について、相次ぐネットでの疑惑の声に回答する形で、アンチチートプログラムの仕様変更と個人情報管理についての声明を出しました。

ゲーム開発 サーバー・ホスティング
『原神』PC版アンチチートプログラムの仕様変更を発表―「あらゆるプレイヤーの個人情報や利益に損する行為をいたしません」と相次ぐ疑惑の声に回答【UPDATE】
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miHoYoは、9月28日にローンチしたPC版『原神』におけるアンチチートプログラムの仕様変更及び個人情報管理についての声明を出しました。

28日にローンチした本作ですが、PC版においてランチャーを一度でも起動すると、ゲーム終了後もアンチチートプログラム「mhyprot2.sys」がバックグラウンドで起動し続けている問題がSNSや掲示板などで指摘されており、さらにはアンインストール後にも削除できないことも問題視されていました。なお、Redditではファイナルクローズドβテスト期間中の7月から同じ指摘がされています。

miHoYoの声明によれば本システムについては下記の理由で導入し、ゲーム終了後も動作を続けていたとのこと。

  1. アンチチートプログラムは、システムの情報や現在起動しているプログラムの状態を読み取ることで、不正ツールを検出いたします。しかし、不正行為以外でアンチチートプログラムが読み取った情報は処理、保存、アップロードなど、それら操作を一切いたしません。

  2. アンチチートプログラムがゲーム終了、またはアンインストール後、持続的に運行するのは一部の不正プログラムの利用者が、ゲームを起動しない隙間を利用し不正プログラムをゲームパッチに植え付けする行為を防ぐためであり、本旨としては公正なゲーム環境の維持を目的といたしておりました。


なお、今後の対策については声明発表後から30時間以内に、全リージョンで、アンチチートプログラムがゲーム終了、またはアンインストール後、起動し続ける仕様を削除することを明らかにしました。一方で不正ツールの監視は強化していくとのことです。

また、利用規約における表現についても「個人情報が適切に管理されないのではないか?」という指摘も多くあがっていましたが、声明の結びとして「miHoYoは旅人さん一人一人のプライバシーを大切に重んじ、今後皆さんのご意見に耳を傾け、再び不安にさせるような状況を発生させないよう尽力してまいります。最後に、改めて明言をいたします。原神運営チームおよびmiHoYoはあらゆるプレイヤーの個人情報や利益に損する行為をいたしません。皆さんからのご鞭撻をお願い申し上げます。」(原文ママ)と明言しています。

他ウェブサービスやゲームアプリの個人情報保護規約と比較しても類似の表現は多く、一概に本作だけが異常な規約ともいえない内容ですが、相次ぐ疑惑の声に、正式ローンチ初日に声明を出すことになってしまったようです。

※UPDATE(2020/09/28 23:05):ベータ時点で同様の指摘があったことなどを追記しました。コメント欄での情報提供ありがとうございます。

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《編集部@Game*Spark》

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