メーカーの名前は「AeroMobil」。東欧スロバキアの企業だ。展示された車両(機体)も社名と同じく『AeroMobil』。飛行機と自動車が融合したような姿で、陸上では普通の自動車として走行し、飛行モードになる際には車体後方に搭載された翼がまるで昆虫の羽のように広がり、滑走して離陸することが可能。飛行モードへの切り替えは3分以内に完了するという。
サイズは自動車モードで長さ約5900mm、幅約2200mm、高さ約1500mm。飛行モードでは長さ約5800mm、幅約8800mm、高さ約1400mmになる。
車体には2リットルエンジンが搭載されているが、自動車モードの走行では電気モーターを使って前輪を回転させる仕組み。この場合エンジンは発電のみに利用される。一方飛行モードではエンジンによってプロペラを回転させて飛行する。自動車モードの最高速度は160km/h、飛行モードでは360km/h。なお、離陸には約600mの滑走が必要となる。
すでに飛行実験も行われており、2020年のヨーロッパを皮切りに、北米、中国でも発売予定。価格はおよそ150万ユーロを予定。ちなみに運転と操縦にはそれぞれ自動車の免許と飛行機の免許が必要ということだ。
【フランクフルトモーターショー2017】スロバキア発の空飛ぶ自動車、市販はもう目前
《関 航介@レスポンス》関連ニュース
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