【VRLA2017】スミソニアン美術館をVRで再現したら? 世界の知を進化させるインテルとの取り組み | GameBusiness.jp

【VRLA2017】スミソニアン美術館をVRで再現したら? 世界の知を進化させるインテルとの取り組み

スミソニアンアメリカ美術館(SAAM)とインテルが共同で展開した、同美術館の東棟2階をVRならでの表現で再現しようという意欲的なプロジェクトをVRLAの会場でも体験することができましたのでレポートします。

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スミソニアンアメリカ美術館(SAAM)とインテルが共同で展開した、同美術館の東棟2階をVRならでの表現で再現しようという意欲的なプロジェクトをVRLAの会場でも体験することができましたのでレポートします。



本プロジェクトではHTC Viveを用いて、スミソニアンアメリカ美術館の東棟2階をルームスケールVRで再現。現地に足を運ばなくてもその感覚を味わえるものでありつつ、VRならではの表現として作品のバックグラウンドにインタラクティブに触れられるものとされました。インテルの支援の下、一流のデベロッパーが集い開発されたとのこと。

展示されている作品の一例として、1863年にフレデリック・エドウィン・チャーチによって描かれた油絵「Aurora Borealis」があります。北極探検船と空に広がるオーロラを描いた作品です。これに一歩近づくと作品の詳細なバックグラウンドを知ることができます。また、もう一歩近づくと作品の中に入ることができます。360度の映像、6Kで撮られたものだそうです。美しい映像を眺めながら、作品の背景に思いを馳せるというわけです。




次の例は芸術家のオーガストス セント・ゴーデンズによる「Adams Memorial」です。自殺した妻を想って作られたという彫刻に近づくと、同様に作品の詳細を知ることができると共に、この像のオリジナルが実在する場所にワープすることができます。




ルームスケールといえど、広い美術館を歩き回ることは不可能ということで、部屋から部屋への移動は視線によるポインターと、コントローラーの選択で移動できるような仕組みになっていました。


通路を視点で見つめて


ボタンで決定すると


次への部屋へ

一般的な美術館や博物館では、その貯蔵されている作品の量と、物理的に常設できる量には大きな差があり、膨大なコレクションが倉庫の中に眠ってしまっています。VRのような物理的な限界を超えた表現手法を用いることで、世界の知によりアクセスし易い環境を作ることは大いに人類に貢献するものとなりそうです。
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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