【ありブラ vol.21】広告会社がミドルウェアを扱う理由とは?(アドウェイズ取材/前編) | GameBusiness.jp

【ありブラ vol.21】広告会社がミドルウェアを扱う理由とは?(アドウェイズ取材/前編)

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【ありブラ vol.21】広告会社がミドルウェアを扱う理由とは?(アドウェイズ取材/前編)
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先日のエントリでもご紹介した「CRIWAREアンバサダー・プログラム」。すでに、このプログラムをきっかけにしてCRIWAREを知り、ミドルウェアを新規にご評価頂いている企業も増えています。

ご参考:【ありブラ vol.17】アンバサダー・プログラムがはじまります。
http://www.gamebusiness.jp/article/2015/08/07/11253.html

アンバサダー・プログラムによる協業先でもある、株式会社アドウェイズのキーバーソンお二人に、ゲームアプリのデジタルマーケティングに関する最新動向についてお話を伺いました。

ゲームアプリのマーケティング手法から、アンバサダー・プログラムの取り組みに対する思い、事前予約プラットフォームのデファクトスタンダード「予約トップ10」サービス開発秘話など、盛りだくさんでお届けします。

それでは「ありがとう、ブラックボックス」略して「ありブラ」、今週もスタートです!ぜひリラックスしてお楽しみ頂ければと思います。

広告会社がミドルウェアを扱う理由とは?



今回のエントリは、インタビュー対話形式でお届けします。

まずは、登場人物のご紹介です。



井上 数馬
株式会社アドウェイズ
ビジネスデベロップメントグループ モバイルディビジョン
ヴァイスアカウントマネージャー

マザーズ上場直後である、2007年度入社。
モバイルゲームアプリのクライアント様向けの広告提案を担当し責任者を務める。
フィーチャーフォン時代から含めモバイル領域の広告事業を手掛けて8年目という実は古株。
新規企画や教育など様々なプロフェッショナル職(チーフ)メンバー達の統括責任者も担当。



西村 彰洋
株式会社アドウェイズ
新規領域グループ
予約トップ10ユニット
ユニットマネージャー

2010年末に中途入社。
リワード広告商品「AppDriver」を中心としたスマートフォン広告営業を担当。
2012年、社内の新規事業に関するスタートアップ会議にて「予約トップ10」を提案し事業に携わる。
現在は、同サービスの責任者。

聞き手:幅 朝徳(株式会社CRI・ミドルウェア)


幅朝徳(以下、幅):本日は宜しくお願いします。さっそくですが、まずはアドウェイズの会社紹介をお願いします。

井上数馬氏(以下、井上):こちらこそ、宜しくお願いします。

アドウェイズは主な事業として、ゲームクライアント向け、Eコマースクライアント向け、クレジットカード会社などの金融クライアント向けなど、広告事業を展開しています。最近は海外にも力を入れていて、海外にも拠点を10箇所に持っています。

自社の商材としては、「AppDriver」「Party Track」「Smart-C」「JANet」「予約トップ10」といったサービスを展開しています。最近では自社商材だけではなく、Twitterやfacebook、他社のアドネットワークも取り扱っています。


▲アドウェイズのサービスラインナップ(同社ウェブサイトから)


広告といえば、テレビ、交通広告、デジタル広告と幅広いですが、当社では、このデジタル広告の部分を広告代理業として、まとめてご提案させていただくことが多いです。

そのご提案のなかで、CRIWAREのお取り扱いもさせていただくことになりました。

幅:とてもスムーズに協業のお話が進められたのは、井上さんのおかげです!

井上:恐縮です(笑)。

そもそものきっかけを思い返してみると、「ラビオンソーシャル(アドウェイズの子会社、ゲームアプリの受託開発を手掛ける)」に幅さんと接点のあるスタッフがいて、協業についての検討が始まったと聞いております。

当初は、CRIの要素技術を用いて何かサービス開発ができないか?という話からスタートしたのですが、それには少し時間もかかるので、まずは何かお互いにメリットのある形で協業ができないか、という話になりました。当社の別部門であるメディア事業部とも相談の上、CRIWAREというゲーム向けのミドルウェアをぜひ商材として取り扱いたいというオファーをさせて頂きました。

このときは、まだ「アンバサダー・プログラム」という制度も無かったタイミングでした。

幅:そうでしたね!実は、CRIWAREの訴求やセールスに関して協業先を見つけるのは別のミッションとして抱えていたことでもあるので、オファーを頂いたときはとても嬉しかったです

聴こえてくる「ゲーム開発に関する悩み」



井上:ゲーム企業に広告商材を提案しているなかで、「アプリ起動後のゲームの挙動が重くて困っている」「アプリのサイズが大きくて悩んでいる」「ストアのレビューで低評価を受けてしまい苦しい」といった、クライアント様の悩みをよく耳にしていました。ただ、こうした課題は広告商材では解決できないものです。そこで、CRIWAREというミドルウェア技術によってそれらが解決・改善できるとクライアント様にご提案できれば、それはアドウェイズの提案力として大きな付加価値になると判断しました。

こうした経緯もあって、幅さんにCRIWAREの取り扱いの打診をさせて頂いたところ、トントン拍子にアンバサダー・プログラムという形で実現されることになりました。

幅:アプリの性能や開発そのものに悩みを抱えてらっしゃるクライアントさんって多いんですか?

井上:とても多いですね。年間に10本以上とか、たくさんのアプリを展開されているところは、独自のノウハウが溜まっていたり、あるいはすでにCRIWAREを活用されていたりするのですが、新規事業としてゲームアプリに参入された企業様やまだまだ開発アプリの実績が少ないスタートアップ系の企業様からは、先ほどのような課題にすいて相談されることが多いです。

幅:やはりそうなんですね・・・

井上:すでに開発も終えてリリース後のプロモーションも本格的に行う予定だったゲームアプリが、リリース後のユーザレビューが芳しくないために、プロモーション計画が白紙になってしまった事例もあったりします。やはりレビューを気にされるクライアント様は多いのですが、本質的な解決のためには、アプリの品質そのものを向上するのが一番ですからね。

また、アドウェイズが手掛ける事業の本質としても、今回の協業には、とても大事なポイントがあります。

幅:といいますと?

井上:アプリのデータサイズが大きすぎたり、Wi-Fiでしかダウンロード出来ない状態だと、たとえ広告を見て興味を持ってタップしてくれても、ダウンロード前に離脱してしまったり、ダウンロード中に諦めてしまったりすることがあります。これをCRIWAREで解決できるというのは、広告価値が間接的に上がり広告業界にとっても素晴らしいことで、社内ではよく「デメリットが何もない!」「提案しない理由がない!」というふうに話しています。

すでにCRIとはお付き合いがあります、という会社さんも、開発ラインが違うとまだCRIWAREを知らなかったり、未導入というケースもありますので、積極的に提案していきたいと思っています。

CRIさんからは、実際にCRIさんがお客様の訪問時に使われている「デモアプリ」もご提供頂いており、営業担当全員が自分のスマホにインストールして、常に持ち歩いております。

すでに反響もたくさん頂いていて、SDKの試用に興味を持っている企業様がたくさんあります。いろいろとご紹介できると思います。

CRIさんがお会いになるゲーム企業の方って、おそらくプログラマーやエンジニアの方が多いのではないかと思います。我々アドウェイズが普段お会いする方は、商材の関係もあり、やはりマーケティング専門のご担当者様が多いです。その点では、CRIさんとはアプローチする先が違うというのも、アンバサダー・プログラムの1つのメリットかと思います。



幅:マーケティング担当の方でも、CRIWAREのメリットはご理解頂けるものでしょうか?

井上:レビューの炎上といったリスクはまさにマーケティングにとっての最大の関心事なので、技術そのものというよりは、その恩恵やメリットをご紹介するようにしています。

幅:ミドルウェアも日々進化し機能強化されていきますので、定期的にアンバサダー・プログラムでご協力頂いている営業のみなさんに対して、最新の技術動向や導入事例とメリットについて、ナレッジを共有する機会を創っていきたいと思っています。

井上:ぜひ宜しくお願いします!

我々の商材は、プラットフォーマー様の商文化やルールなどの影響を受けやすい宿命があるので、新しいサービスを絶えず生み出していかないと、クライアント様に提案できるものが少なくなってしまう恐れがあると考えています。また、業界的に同業他社と差別化がしにくいという課題もあります。

事前予約という文化を創りだしたのもアドウェイズであるという自負があるので、今後も、そうした新しいものを引き続き生み出していきたいと思います。

今回のアンバサダー・プログラムについても、今まで扱ったことのなかったミドルウェアという技術商材をお客様に提案することで、新たな発見や気付きがあるに違いないと思っています。

「事前予約」と「休眠復帰」



幅:先ほど「差別化」というキーワードが登場しましたが、アドウェイズさんならではの強みって、どんなところなのでしょうか?

井上:「予約トップ10」という自社メディアを開発運営しているので、事前予約に関するプロモーションの知見は豊富です。単に、事前予約を取るだけでなく、そこで得られた情報をいかにマーケティングに継続して活用していくかという提案を積極的に行っています。



また最近では、「休眠復帰」という施策についても力を入れています。具体的には、リリースから2年くらい経過したアプリですと、遊ばなくなってしまったユーザ(離脱者)も少なくないと思いますので、そうしたユーザにもう一度遊んでもらうための手法です。コアユーザなのに何らかの理由で1週間以上遊んでいないユーザに対して、ディープリンク技術(アプリ内の特定の告知に直接リンクする技術)を活用した広告を展開し、休眠復帰を促します。

幅:アプリ市場の成熟にともない、確かに今後ますます重要な施策になっていきそうですね。でも、ディープリンクを導入しようとすると、単に広告クリエイティブの話ではなく、アプリ側に手を加える必要も出てきますよね?

井上:おっしゃるとおりです。全ての企業様が対応できるとは限りません。休眠復帰はディープリンク活用するのがベターではありますが、ディープリンク設定が不要な手法もございます。クライアント様のケースに合わせてご提案しています。

幅:なるほど。先ほど「予約トップ10」の話題が出てきましたが、こちらのサービスについて詳しく教えて下さい。

井上:それでは、「予約トップ10」の開発者である西村にバトンタッチしたいと思います。

幅:西村さん、宜しくお願いします。

西村:こちらこそ、宜しくお願いします!


この続きは、次回エントリにてお届けします。
次の更新をお楽しみに!

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幅朝徳(はば とものり)

株式会社CRI・ミドルウェア 商品戦略室 室長、CRIWAREエヴァンジェリスト。学習院大学卒業後、CRIの前身である株式会社CSK総合研究所に入社。ゲームプランニングやマーケティング業務を経て、現CRIのミドルウェア事業立ち上げに創業期から参画。セガサターンやドリームキャストをきっかけに産声を上げたミドルウェア技術を、任天堂・ソニー・マイクロソフトが展開するすべての家庭用ゲーム機に展開。その後、モバイル事業の責任者として初代iPhone発売当時からミドルウェアのスマートフォン対応を積極推進。ゲーム企業とのコラボでミドルウェアの特性を活かしたアプリのプロデュース等も行う。近年は、ゲームで培った技術やノウハウの異業種展開として、メガファーマと呼ばれる大手製薬会社のMR(医療情報担当者)向けのiPadを使ったSFAシステムを開発、製薬業界シェアNo.1を獲得しゲーミフィケーションやゲームニクスの事業化を手掛ける。ますます本格化するスマホゲームのリッチ化を支援するためにモバイルゲーム開発者におけるミドルウェア技術の認知向上のためエヴァンジェリストとしての活動に注力中。最近は、ウェアラブルやIoTといった領域での新規の事業開拓や未来のサービス開発を担当、業界の枠組みを超えた協業、世の中にとって全く新しい付加価値の実現のために日々奮闘中。

趣味は、クロースアップマジックと陶芸、映画鑑賞とドライブ、鳥類/フクロモモンガ/爬虫類の飼育、そしてもちろん、ゲーム。デジタルガジェット大好きなギーク。

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《幅朝徳》

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