【CEDED 2015】インタラクティブアートの最先端とは? 基調講演で真鍋大度が語る | GameBusiness.jp

【CEDED 2015】インタラクティブアートの最先端とは? 基調講演で真鍋大度が語る

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【CEDED 2015】インタラクティブアートの最先端とは? 基調講演で真鍋大度が語る
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8月26日から8月28日の3日間、パシフィコ横浜で開催された「CEDEC 2015」。2日目の基調講演「Data Art and Entertainment」にライゾマティクス取締役 真鍋大度氏が登壇し、自身の作品を通じインタラクティブアートの最先端を紹介しました。

真鍋氏はメディアアーティストとして、インタラクティブアート分野で国内外で活躍してきました。音楽アーティストとのコラボレーションも積極的に行い、近年ではPerfumeの技術サポートなども手がけています。

セッションではまず、インタラクティブアートがどのように発展してきたのか説明されました。1970年代ごろにはすでに存在していたが、1990年代に入りデジタル技術の発展とともに盛んに制作されるようになったと言います。20000年代以降、より注目を集めるようになり、広告でも積極的に使わるようになります。近年は大衆化の傾向があり、Playstation2の『EyeToy』やXbox 360『Kinect』もインタラクションアートの一部だと言います。

ここからは真鍋氏の作品が解説とともに紹介されていきます。

■「LoveSong Generator」

これは話しかけた言葉をAIが分析し、ラブソングを自動作成する作品です。たとえば「夏」という言葉を投げかけると、データベース上に登録されているポップソングを参照し、関連する歌詞からフレーズを生成します。5・7・5のリズムを取るなど、歌唱の工夫も施されています。

■「Traders」

こちらは東証の取り引きデータをビジュアル化した作品です。当初は実在する取り引きデータが用いられる予定でしたが、それは展示には相応しくないということで仮想データに置き換えられました。株取り引きを模したミニゲームも行えるそうです。



■「NHK Professional」

これは真鍋さんがNHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』に出演した際のパフォーマンスです。番組恒例の「あなたにとってプロフェッショナルとは?」という質問に対し、真鍋さんはAIで答えさせようと考え、自身のブログ、ツイッター、インタビュー記事からをもとにAIに言葉を作成させました。





■「未来のミュージアム Comic Generator」

Perfumeのシングル「未来のミュージアム」のプロモーションの一環で、言語解析を通じてオリジナルのショートビデオを作成できるというWeb企画です。ユーザーが任意のキーワードを入れると、ツイッターの投稿データーをもとに最後のひとコマが自動生成されます。

■「Perfume World」

Perfumeのシングル「エレクトロ・ワールド」をモチーフとした仮想現実をつくろうというプロジェクトです。仮想現実内にはPerfume3人のアバターが生活しており、ユーザーが作成したオブジェクトに感想を述べたりします。のちにPerfumeのライブにおいて、「リアル」とこの「仮想現実」を融合させる演出もなされました。

■「Perfume GLOBAL SITE PROJECT」

Perfumeの世界デビューを記念し、「ファンとクリエイターの手によって世界へ羽ばたく」をコンセプトとした企画です。公式サイトにてPerfumeのモーション・キャプター・データや楽曲データを公開し、ファンによる二次創作を促しました。

真鍋氏は、このプロジェクトは著作権的にグレーゾーンなMAD動画からヒントを得たと言います。オフィシャルがしっかりライセンス関係を整備することによって、ファンからよりクリエイティブなものが生まれるのではないかと考えたそうです。その後のライブツアーでは、本人のパフォーマンスとファンが作成した映像がコラボレーションする演出がなされたそうです。

■「SXSW Perfume Live STORY」

こちらはアメリカ・オースティンで開催されたフェス「SXSW 2015」で披露されたPerfumeのパフォーマンスです。ライブの模様はYouTubeで生中継され、ライブ映像と3DCG映像がシームレスに行き来する演出がなされました。

■「Sound of Honda -Ayrton Senna 1989-」

F1ドライバーのアイルトン・セナが1989年に鈴鹿サーキットで打ち立てた最速ラップを再現しようというプロジェクトです。アナログの走行データをデジタルに変換し、サーキット上に設置したライトとスピーカーを用いて、光と音でアイルトン・セナを蘇らせました。

■「SAYONARA国立競技場プロジェクト」

国立競技の閉鎖記念イベント「SAYONARA国立競技場」において、伝説のアスリートによる名シーンを再現しようというプロジェクトです。人形型のデバイスを用いてコマ単位で選手の動きをトレースし、光の動きとして再現されました。

最後に真鍋氏は、今後テクノロジーの発展にともない様々なインタラクティブアートが生まれてくるだろうと展望を語り、講演を締めくくりました。
《沖本 茂義》

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