『グリパチ』の安定成長を支える安定クラウド「GMOアプリクラウド」 | GameBusiness.jp

『グリパチ』の安定成長を支える安定クラウド「GMOアプリクラウド」

運営開始から3年半を経過し、いまなお成長を続けているというコムシードの『グリパチ』。往年の名作から最新機種まで揃ったパチンコ・パチスロのオンラインバーチャルホールです。

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運営開始から3年半を経過し、いまなお成長を続けているというコムシードの『グリパチ』。往年の名作から最新機種まで揃ったパチンコ・パチスロのオンラインバーチャルホールです。本作のバックエンドを支えているのが、GMOインターネットが提供する「GMOアプリクラウド」。コムシードでは一人のエンジニアがサーバーやインフラ周りを担当しているそうで、安定した手のかからないサーバーが必須だと言います。同社にお話を伺いました。

コムシード株式会社
・専務取締役 モバイルビジネス本部長 塚原謙次氏
・経営管理部 システムグループ マネジャー 横山博文氏

―――最初に自己紹介をお願いします

塚原: 『グリパチ』では立ち上げ時にはプロデューサーとして携わりましたが、現在は会社の事業全体を統括するような立場で、横文字で言えばCOO(最高執行責任者)でしょうか。モバイル事業本部長も兼任しています。

横山: 私はサーバーやインフラ周りの技術をほぼ一人で担当しています。実は弊社は社長がCTO(最高技術責任者)でして、その直轄となっています。『グリパチ』でも、サーバー構築や設定などは私の方で担当しています。

―――まず『グリパチ』の概要を教えてください

塚原: 『グリパチ』はパチンコ・パチスロの往年の名機から最新機種まで基本無料で遊べるバーチャルホールです。実機シミュレーター的な側面と、アバターを変えたり他のプレイヤーと競ったり、コミュニティ的な要素を併せ持ったゲームです。2012年1月から運営していて、来年の年明けで4年になります。GREEのフィーチャーフォン向けプラットフォームでスタートし、今はiOS/Androidのアプリでも展開されています。



―――4年間続くゲームというのは比較的長寿ですよね

塚原: そうですね。小まめな改修や頻繁なイベントなどは当然の施策としてやっているのですが、他のアプリとの大きな違いとして、プラットフォーム的な集客が出来ている事が挙げられます。本作は『グリパチ』というメインのアプリがありながら、個別の機種は個別のアプリで提供されています。現在、Android版で、機種のアプリを40アプリほど展開しています。新しい機種が配信されると、その機種のファンの方がダウンロードしてくれるので、新着のランキングに載ります。そのユーザーはメインの『グリパチ』もインストールしている必要があるので、そちらの流入も増えます。どちらもダウンロードが増えるとオーガニック(自然)の流入も増えますので、絶えず新規ユーザーを集める仕掛けができているんです。実際のホールが新台入替みたいなイベントで集客しているのと近いかもしれません。


※コムシード専務取締役 モバイルビジネス本部長の塚原氏

―――4年経っても売上は上向きだとか

塚原: 絶対値として他の大作ゲームと比較すると大きなわけではありませんが、緩やかなペースで伸びていっています。ちなみに、ギャンブルコンテンツですので、ARPUが高いというイメージで見られがちですが、実は『グリパチ』は一般的なカードゲームなどより低くなっています。射幸心を煽るガチャではなく、余り課金を必要としない作りですので、ユーザー数は多いもののARPUは低く、運営としてもDAU(日次ユーザー数)や継続率を重要なKPI指標として見ています。

■怖いくらい安定しているサーバー



―――「GMOアプリクラウド」を導入されたきっかけを教えて下さい

横山: 以前は別のホスティング事業者を使っていたのですが、縁があり「GMOアプリクラウド」をご紹介いただきました。ゲームアプリに特化したサーバーという事で、料金と安定性のバランスが良かったのは評価したポイントです。先ほどもお伝えしたように、サーバーやインフラ周りは一人でやっていますので、結構不安な部分も多かったのですが、GMOインターネットさんには事前に頻繁に打ち合わせさせていただき、親身に相談に乗ってもらえたので安心感がありましたね。


※コムシード 一人でインフラ周りを担当しているという横山氏

―――移行に際して大きな問題などは無かったでしょうか?

横山: そうですね。無事に移行ができました。実は、カスタマイズされたプランを用意いただき、弊社のゲームに適した構成を作っていただいたんです。『グリパチ』はフィーチャーフォン版からスタートしている事もありウェブベースの部分が多いので、ページや画像の転送で同時接続数が多くウェブサーバーに負担がかかるんです。それに適した、コア数が多く、メモリは少ない、というプランは用意されていなかったのですが、ぴったりの構成を独自に用意していただけました。非常に有難かったですね。

―――「GMOアプリクラウド」導入以降のサポートなどはいかがでしょうか?

横山: サポートを受けたのも数えるほど、という感じです。設定に問題があった際にもレスポンスよく返答をいただけました。サーバーは怖いくらい安定してますね。もし何かあった際にもこれまでの経験からいうと、とても信頼できると思います。

―――他のホスティングサービスとも比較をされているのでしょうか?

横山: 当然、色々なサービスがありますし、サーバーは案外カタログスペックでは判断できない癖があったりしますので、複数のサービスを比較したり、実際に他のゲームでは異なるサービスを採用したりしています。色々なサービスがありますが、「GMOアプリクラウド」はゲームに特化しているため、コストパフォーマンスが高いですし、バランスが良いサービスだと思います。

―――あえて何か不満点や、今後改善して欲しい点があれば教えてもらえないでしようか?

横山: 一人でやっていることもありますので、自動化できる部分は全て自動化するという方針でやっています。「GMOアプリクラウド」の最新バージョンではAPIを使ってコントロールパネルの操作を自動化できるので、是非試してみたいです。あとはあまり利用する機会もないのですが、サポート用のチャットなんかがあれば気軽でいいかなあと思います。電話・メールでも迅速に対応いただけたのですが、本当に緊急事態だったりすると便利かなと思いました。

■ノウハウを活かしたパブリッシング事業も進める



―――『グリパチ』の今後の戦略も聞かせていただけないでしょうか?

塚原: 短期的には、よりiOSのプラットフォームに力を入れていくつもりです。現在、フィーチャーフォン、iOS、Androidのプラットフォームで展開しているのですが、規約への対応等の問題もあり、iOSではまだリリースできている機種が少ない状態です。こちらは現在では対応の目処が立っていて、今後はAndroidにはありながら、iOSで出せていないタイトルも順次出していく予定で、全体的にはまだまだ伸びしろがあると思っています。

―――ゲーム事業全体ではどうでしょうか?

塚原: 『グリパチ』は一定の成功だと思うのですが、次の柱も同時に模索していく必要があります。集客や盛り上げ方については知見も溜まってきましたので、次は「パブリッシング事業」という形で、海外メーカーの日本展開をサポートすることを視野に入れています。特に弊社は韓国の資本が過半数入ってまして、親会社の創業者は『ラグナロクオンライン』を作ったグラビティの元会長だったりします。そういうノウハウや韓国での人脈もありますので、有効活用したいですね。

―――実際に進んでいるものもあるのでしょうか?

塚原: いま進んでいるものもありますし、既にチャレンジして失敗したものもあります。実は「LINE GAME」にも結構初期に出しましたが、数字上はあまりうまくいきませんでした(苦笑)。色々なノウハウがあるとはいえ、ゲームは完全なレッドオーシャンで博打的な部分もありますので、何とか差別化ポイントを作りながらチャレンジしなくてはいけませんね。

―――分かりました。今後の展開に期待しています。

塚原: ちなみに、開発スタッフの募集も積極的にやっています。秋葉原から徒歩圏内でアットホームな会社です。ご興味がありましたら、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

―――どうもありがとうございました
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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