日本のゲームが海外で成功を収めるには大きく二つのパターンがあるようです。ひとつは「パズル&ドラゴンズ」、「LINE Rangers」、「LINE ポコパン」のように日本のポップカルチャーの影響にあるゲームです。その国のポップ・カルチャーが日本のポップ・カルチャーから大きな影響を受けているような台湾、タイ、インドネシアなどでは、多くの若者が自然とLINEでコミュニケーションを行い、ポコパンをしながら電車を待ち、パズドラで夜更かしをしています。ちょうど、彼らがセブンイレブンで買い物をし、ワンピースを読み、AKB48を聴き、日本のテレビドラマを見るように。 もう一つのパターンは、「Knights & Dragons」や「Modern War」に代表されるように、日本のゲーム会社の海外スタジオや子会社によって作られるゲームです。これらのゲームは当初から北米やヨーロッパの市場向けに作られているため、文化の壁やローカライゼーションなどは問題になりません。日本のパブリッシャーが世界中へ進出を図るのであれば、より多くの西洋向けゲームが作られていくことでしょう。DeNAの海外スタジオによって作られた「Transformers: Age of Extinction」はその最新例の一つで、中国、アメリカのほか、西洋諸国で多くのダウンロード数を獲得しています。