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人々を熱狂されるゲーム実況サービス「Twitch」を知る

Twitch、Google傘下のYoutubeにより10億ドルで買収"か"――!? まだ確定ではありませんが、海外からビッグニュースが流れ込んできました。ですが、肝心のTwitchとYoutubeはこの買収に関するコメントを拒否。本当のところが明らかになるまでは、もう少し時間が必要なよう

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Twitch、Google傘下のYoutubeにより10億ドルで買収
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Twitch、Google傘下のYoutubeにより10億ドルで買収"か"――!? まだ確定ではありませんが、海外からビッグニュースが流れ込んできました。ですが、肝心のTwitchとYoutubeはこの買収に関するコメントを拒否。本当のところが明らかになるまでは、もう少し時間が必要なようです。それまでの間に、Twicthとはなにか? どのように盛り上がっているのか? を簡単に振り返ってみましょう。

◆Twitch――驚異的な速度で成長し続けるゲーム動画配信サービス

2011年に創業されたゲームプレイ専門の(実況)動画配信サービス、Twitch。少し前まではPCゲームの動画が主流でしたが、PS4とXbox OneがこのTwitchへの動画配信機能を備えていることもあり、家庭用ゲーム機の動画を配信するハードルがグッと低くなりました。国内のサービスで乱暴に例えるなら「ゲームプレイ動画オンリーのニコニコ動画・生放送」というところのTwitchですが、みずからの統計によると2013年時点で年間「4500万人の視聴者」がおり、「600万の動画配信」がされ、「120億分におよぶ視聴」がなされたとのこと。この数字は単体で見ても驚きですが、2012年と比べると動画配信と視聴時間は約2倍、視聴者数にいたっては2.5倍になっているという急成長ぶりだそうです。その驚異的な成長の背景にはなにがあるのでしょうか? 平たくいってしまうと、その理由の1つはお金が動いているからなんです。

◆人々を熱狂的にさせるTwitchの仕組みと取り組み

お金が動いている……といっても、うさんくさいものではありません。まずは、Twitchとのパートナー提携が挙げられます。動画配信の視聴者が平均で500人以上、週3回以上の配信、そしてTwitchの利用規約とデジタルミレニアム著作権に従うこと……こうした条件をクリアしてパートナー提携を結ぶと、配信した動画から広告収入の一部を得られるようになります。聴いていて楽しい実況、神がかったスーパープレイ、想像もしなかったようなやり込み……そうしたものを披露することでお金が稼げる仕組みになっているのです。その結果、「Twitchで充分稼げるから」とそれまでしていた仕事をやめてTwitch一本で生活をする配信者もいるのだとか。ゲーム実況者・配信者が生活費をまかなうという意味での仕事として成立しうる環境になっているわけです。

また、Twicthはeスポーツの配信局としても広く愛好されています。eスポーツとはElectronic sportsの略で、競技性の高いゲームをスポーツとしてとらえること。ここ数年で日本でもそうした動きがありますが、海外では以前から多くのプロゲーマーたちがおり、全世界での競技人口は5500万人にもおよぶといいます。そんなプロたちが高額の賞金をかけて国際的な大会でしのぎを削る……海外ではめずらしいことではありません。それがeスポーツなのです。ここまで環境が整えば、これはもうゲームという枠ではくくりがたいものがあります。ちょうど来月から、サッカーの祭典・ブラジルワールドカップ2014が開幕しますが、みなさんの周りには、普段はそれほどでもなくとも、こういう時にだけサッカーに興味津々になる人はいませんか? eスポーツもその名にふさわしく、スポーツ観戦に近しい魅力を持っているといえます。

◆Twitchがゲームライフに欠かせなくなる日はそこに?

冒頭で述べた、Google傘下によるYoutubeのTwitch買収。まだ確定事項ではありませんが、事実だったらこの上なく大きなサービスとなるのは間違いありません。先ほどTwitchとパートナー提携を結ぶ際の条件を紹介しましたが、実はYoutubeなど、他のサービスから移籍して提携する際は「動画の平均再生数が15000以上であること」など、厳しめの条件が提示されています。もしかしたら、このあたりの条件を変更・緩和などすることで、将来的にはYoutubeにアップされているゲームプレイ動画の配信者をも取り込んだ、さらなる一大サービスへと成長していくかもしれません。これからのゲームライフに欠かせない存在となりつつあるTwitch。PS4を所持している人は、手始めにTwichへのライブ配信などを考えてみると、新しい世界が開けるかもしれません。その際は、PS4カメラのご用意もお忘れなく!
《GameBusiness.jp》

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