日本市場でもアグレッシブに攻めるWindows Azureにはゲーム開発を支援するソフトウェアも充実 | GameBusiness.jp

日本市場でもアグレッシブに攻めるWindows Azureにはゲーム開発を支援するソフトウェアも充実

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マイクロソフトが提供するパブリッククラウドサービス「Windows Azure」はオンデマンドで柔軟な利用が可能なプラットフォームとして、公共システムからスマートフォンゲームまで、規模の大小を問わず幅広い用途で利用が広がっています。
  • マイクロソフトが提供するパブリッククラウドサービス「Windows Azure」はオンデマンドで柔軟な利用が可能なプラットフォームとして、公共システムからスマートフォンゲームまで、規模の大小を問わず幅広い用途で利用が広がっています。
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マイクロソフトが提供するパブリッククラウドサービス「Windows Azure」はオンデマンドで柔軟な利用が可能なプラットフォームとして、公共システムからスマートフォンゲームまで、規模の大小を問わず幅広い用途で利用が広がっています。


PasS/IaaSを組み合わせて提供している


Windows Azureは物理サーバーの代替として使えるIaaSの「仮想マシン」、Windowsベースの汎用PaaSとしての「クラウドサービス」のほか、用途に特化したPaaSとしてウェブサイト構築用の「Webサイト」、モバイルアプリ開発に特化した機能を付加するmBaaSである「モバイルサービス」の4つに大別されます。


Windows Azureの機能マップ


ユーザーはこの基板の上に、自由な開発言語(主に.NET、JAVA、PHP、node.js、Pyhon、Ruby)を用いて、高度なサービス (ID管理、メディア管理・配信、CDN、プッシュ通知など)、データ管理機能(SQLデータベース、KVS型ストレージ、キャッシュ、バックアップなど)を連携させながらアプリケーション構築ができます。Linuxベースのオープンソースソフトウェアサポートも積極的に行っていて、VM Depot(http://vmdepot.msopentech.com/List/Index)ではWindows Azure向けのLinux仮想マシンイメージが多数提供されています。


SQLデータベース


ゲーム業界でも多数の採用があるWindows Azureですが、特に喜ばれるポイントとしてはSQL データベースがあるそうです。ゲーム開発会社にとって、データベースは欠かせないものとなっていますが、費用を抑えるためにオープンソースを選択しつつ、優秀なデータベースエンジニアの確保や技術習得、運用監視には各社苦労をしているようです。Windows AzureのSQL データベースは商用ソフトウェアSQL Server 2012をベースとしながら、ライセンス不要で、容量課金であるため安価に運用が可能です。また商用ソフトウェアのメリットとして、構築段階でマイクロソフトやパートナー企業のサポートを得られ、稼働中は使いやすい管理ポータルや自動フェイルオーバー、自動冗長化の恩恵で、手離れよく運用することができます。最近のWindows Azure ではオープンソース系技術にSQL データベースを組合せる選択がトレンドなようです。


モバイル開発を支援するモバイルサービス


モバイル向けではユーザー認証、プッシュ通知、データ保存などモバイル開発で頻繁に利用されるバックエンド側の機能を「モバイルサービス」として提供。iOS/Android/Windows PhoneといったモバイルOSのクライアントアプリからAPIで利用できるようにしています。バックエンド機能の開発に煩わされることなくクライアントアプリの開発に集中するため、Windows Azureの中で、この機能だけを使っているゲームやアプリも多数存在するようです。

今やゲーム運用に必須となっているデータ分析ではHadoopと100%互換の「Windows Azure HDInsight」が存在。特徴としてはマイクロソフトの各種ツールと連携している点。Power Pivot や Power Viewはもちろんのこと、Excelへのデータエクスポートにも対応していますので、高度なツールに不慣れな非専門職のスタッフであってもデータ分析が容易にできます。

実際の運用だけでなく、ゲーム開発を支援するような使い方もWindows Azureにはあります。ゲーム開発に用いられたデータやアセットは開発完了後も保存されるのが一般的ですが、容量も大きいので意外と負担となります。特に昨今の家庭用ゲーム機のように規模が大きくなればなるほど深刻な課題です。Windows Azureのサービスの1つとして提供されている「StorSimple」ではローカルストレージとWindows Azureを連携して1つのストレージとして使えるだけでなく、頻繁に利用されるファイルはローカルに、そうでないファイルはクラウドに、という風に自動的に配置してくれるそうです。既に日本のゲームデベロッパーでも導入があり、好評価を受けているとのこと。

マイクロソフトは大企業や公共団体に強いというイメージもありますが、実はスタートアップ向けの支援プログラムも充実。「BizSpark」ではWindows Azureがかなりの規模で無償利用できるほか、開発用であればOffice製品やMSDNサブスクリプションも無償提供されます。同様のプログラムは学生向けなど多彩なメニューが用意され、きめ細かい支援が行われています。技術的なチャレンジについても、マイクロソフトの技術陣が常駐して一緒に取り組んでいくというケースがあるそうです。

クラウド事業では後発ながら急速に力を付けてきたWindows Azure。チャレンジャーという立場を活かして、ゲーム業界向けにも積極果敢な提案を行っていく方針です。東日本、西日本という2つの日本国内リージョンも開設間近で、日本のゲームデベロッパーにとっても存在感が高まっていきそうです。
《土本学》

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