遡ること2010年4月、長く続いたIA Labsとの「Wii Fit訴訟」で任天堂が勝訴 | GameBusiness.jp

遡ること2010年4月、長く続いたIA Labsとの「Wii Fit訴訟」で任天堂が勝訴

アメリカにおいて特許や関税などの特定分野の事件を管轄する合衆国連邦巡回区控訴裁判所(The United States Court of Appeals for the Federal Circuit)が、特許侵害訴訟で任天堂を支持する判決を下しました。

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アメリカにおいて特許や関税などの特定分野の事件を管轄する合衆国連邦巡回区控訴裁判所(The United States Court of Appeals for the Federal Circuit)が、特許侵害訴訟で任天堂を支持する判決を下しました。

遡ること2010年4月に、任天堂の『Wii Fit』とその周辺機器(バランスWiiボード)が同社の特許技術を侵害しているという、フィットネス機器を作るIA Labsという会社が訴えた特許侵害訴訟でしたが、2012年の米メリーランド州地方裁判所での棄却判決に続き、今回もIA Labs社の主張が退けられる判決となりました。これによりIA Labs社は任天堂へ弁護士費用として23万6000ドル(約2290万円)以上の賠償金の支払いを命じられています。

任天堂オブアメリカの法律顧問代表、リチャード・メッドウェイ(Richard Medway)氏は「控訴裁判所の判決に我々はとても喜んでいます」と表明し、「長い技術開発の歴史を持つ任天堂は、一方で他社の知的所有権をとても重んじています。他社の特許を侵害していないことを固く信じ、我々自身も特許訴訟に積極的に取り組む所存です」と述べています。

また今回の判決は、これまでの同種の訴訟による任天堂の勝訴(Impulse社、Motiva社など)をさらに強固にするもので、全米的に影響力を与える判例になったとも言えそうです。この追い風に乗って任天堂が今後どのような大胆な技術開発にチャレンジしていくのか、ゲームユーザーとして大いに期待したいですね。
《小寺信夫》

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