【GDC 2013 Vol.90】ロングアイランド大学准教授による、“通る”ゲーム企画提案書の作り方 | GameBusiness.jp

【GDC 2013 Vol.90】ロングアイランド大学准教授による、“通る”ゲーム企画提案書の作り方

Game Developer Conferece 2013の教育向けプログラムGDC Education Summitで、ロングアイランド大学デジタルゲームデザイン&開発科のエレナ・ベルトッチ准教授が、ゲーム制作の企画書作りに関する講義を行いました。

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Game Developer Conferece 2013の教育向けプログラムGDC Education Summitで、ロングアイランド大学デジタルゲームデザイン&開発科のエレナ・ベルトッチ准教授が、ゲーム制作の企画書作りに関する講義を行いました。
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Game Developer Conferece 2013の教育向けプログラムGDC Education Summitで、ロングアイランド大学デジタルゲームデザイン&開発科のエレナ・ベルトッチ准教授が、ゲーム制作の企画書作りに関する講義を行いました。

具体的には、15万ドル(4月3日現在日本円で約1,402万円)の予算と6ヶ月の開発期間で、商業的に成功できるゲームを作るという明確な目標を設け、それを成し遂げるために必要な企画提案書の内容を、ビジネスと学問的な観点からレクチャーしていくというもの。

まずベルトッチ氏は、多くの企画書には十分なリサーチや準備、現実的な視点での市場の評価や予想される業績の具体化、そして何よりイノベーションが不足していると指摘。つまり、あなたのプロジェクトがどれほど個性的であるかという点です。他にも、忘れられがちな点として、ライバルになる可能性のある製品や企業のリストアップ、リスク説明といった部分が挙げられました。

次に、技術的な目標や指針の設定。ここでは、ハードウェア及びソフトウェアの技術的側面や必要とされるリソースを正確に把握すること、タイムライン・グラフ・表などを使って実現可能な挑戦であることを説明する重要性が語られました。

ビジネス的な部分としては、誇大表現を控え、市場を見据えた現実的な価格モデルの設定し、IP/著作権をどう守るかを考える。実際のクライアントとなり得る取引先の資料を作成し、どのようにして彼らにコンタクトするかを考える。ここでも企画段階で計画の具体化やデータ収集が如何に重要であるかが繰り返し述べられます。

その他の要素では、開発チームのバイオグラフィーを充実させることや、全体の予算の内訳を正確に記載することが、企画書を通すために欠かせない点として挙げられました。

尚、最初にベルトッチ氏が提示した予算や制作期間は、あくまで米国での開発環境をベースとしたものであるため、他の国では少し事情が異なることが考えられます。
《谷理央》

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