【FGS5】進化するFlashゲーム・・・とあるゲーム開発者の10年 | GameBusiness.jp

【FGS5】進化するFlashゲーム・・・とあるゲーム開発者の10年

様々なゲームを楽しめるゲームポータルを運営するKongregateのJohn Cooney氏は「A Decade of Flash Game Design - A Personal Retrospect」(Flashゲームの10年 個人的な振り返り)と題して、Flashゲーム開発者としての10年間を振り返りながら、Flashゲームの進化を語りま

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様々なゲームを楽しめるゲームポータルを運営するKongregateのJohn Cooney氏は「A Decade of Flash Game Design - A Personal Retrospect」(Flashゲームの10年 個人的な振り返り)と題して、Flashゲーム開発者としての10年間を振り返りながら、Flashゲームの進化を語りま
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様々なゲームを楽しめるゲームポータルを運営するKongregateのJohn Cooney氏は「A Decade of Flash Game Design - A Personal Retrospect」(Flashゲームの10年 個人的な振り返り)と題して、Flashゲーム開発者としての10年間を振り返りながら、Flashゲームの進化を語りました。

Cooney氏の原点はNES(ファミコン)だった言います。しかし厳しい母親の教えは「ゲームは1日1時間」ならぬ「ゲームは1日30分」。『スーパーマリオブラザーズ』の魅力にとりつかれてしまった氏は少しでも長く遊ぼうと夜中の3時に起きることをチャレンジ。それでも4時には起きてきた母親に見つかりアウト。そんな悶々とした日々が後のゲーム作りへの没頭に繋がったようです。

転機となったのは高校の頃、友人が見せてくれたあるFlashムービーだったと言います。ペンギンがアニメーションしていくだけの簡素なものですが、これを見たCooney氏は自身もFlashを学びアニメーション作りにのめりこんでいきます。自然とアニメーションだけでなく、スクリプト言語の「ActionScript」も身についていきます。最初のゲームは『Branden's Kitchen』と名付けられた作品で、飛んでくるハエを叩き落とすゲームです。ミスが続くとキッチンのホットドッグがダメになりゲームオーバーに。ゲームサイト「NewGrounds」で公開したものの、5点中2.5点という評価だったそうです。これが2002年頃、まだ非常にシンプルなグラフィックとゲームプレイであることが分かります。

大学に入学したCooney氏はアニメーション制作に没頭。まだプライオリティはアニメーション>ゲームでした。しかし2005年にリリースした『Ball Revamped Metaphysik』はインターネットでバイラル的に拡散。中毒性の高いデザインもウケ、4000〜5000万回も遊ばれ、BBCテレビにも取り上げられるほどに。ゲームに大きな可能性が感じられるようになっていきますが、収益性は高くありませんでした。

収益化の代表的な方法は当時としてはスポンサーを付けるというものがありました。幾つかあるFlashゲームサイトのいずれかにスポンサーに付いてもらう代わりに、そのサイトに独占的にゲームを提供するというものです。Cooney氏はGames of Gondarと懇意にし、1本当たり数百ドルのスポンサー料を受け取るようになります。また、コンテストへの応募も資金稼ぎの手段としてあります。もちろん出来にもよりますが、上手く行けば数百ドルを得られます。

2005年の夏は奨学金が打ち切られたため、学費を稼ぐ必要に迫られ「一番辛い夏だった」とCooney氏は振り返ります。しかし徐々にFlashゲーム開発者として地位を築いていったCooney氏は主にGames of Gondarからのスポンサー料で大学に残ることに成功します。2006年頃になると、Flashゲームはどんどんメジャーなものになっていき、開発スタイルとしても従来のような個人での開発だけでなく、複数人で共同で当たるといった方法が確立されていきます。Cooney氏のゲームもそうしたスタイルが増え、ますますゲーム開発はビジネスになっていきます。大学を卒業する頃にはスポンサー料は単一のゲームで5000ドルを超えるようなものが出てきたそうです。

Flashゲーム開発者の地位は当初、非常に低いものでした。良いゲームを作っても、すぐに盗まれ、収益は充分ではありませんでした。しかし、開発者をサポートしようというウェブサイトをの誕生や収益化の仕組みが整備されていくことで徐々に環境が整っていった言います。

さて大学卒業を迎えたCooney氏。アニメーションへの夢は捨てきれず、ピクサーの面接を受けますが、それが却って自分の適性がゲーム開発であることに気付かされたと言います。そしてGames of Gondarから社名変更したArmor Gamesに2人目の社員として加わることになります。個人の頃と同じように自由なゲーム作りをしながらも、Flashの進化と共に技術レベルも向上していきます。『Elephant in the Room』は商業的には大きなものではありませんでしたが、人気ブログのJoystiqに取り上げられメジャーとなり、同社の飛躍のきっかけとなりました。また、収益面では広告が大きく育っていった時期でもあったそうです。

Armor Gamesでも多数のヒットを飛ばしたCooney氏ですが、2012年に退社。同じくゲームポータルを運営するKongregateに転職。同社ではモバイルゲーム開発者向けの1000万ドルのファンドを立ち上げています。PCブラウザがメインの主戦場だったのが、モバイルにも広がり、可能性は更に高まってきました。HTML5に敗れるかに見えたFlashはクロスプラットフォームの開発環境として生き残る可能性が高まってきました。

最後にCooney氏は5つの事実で振り返りました。「1.Flash開発者はこの10年で最も革新的なゲームを生み出してきた」「2.Flash開発者の地位は上がってきた。しかしもっと上がる必要がある」「3.Flashはモバイルでも成長している。しかしもっと良くなる必要がある」「4.ゲームの質は年々向上している」「5.10年経った後でもFlashはゲームにとって最高のプラットフォームでありつづけている」Cooney氏は今後も活躍の場が広がるFlashゲーム開発者のお手本としての活躍が期待できそうです。
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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