NCAA男子バスケットボールにて最強の大学が決定されるこの時期、瓜二つのトーナメント表とWeb投票でその年の“最悪企業”を決める「Worst Company in America」。今年で7回目となるThe Consumeristの本イベントにて、残念ながらElectronic Artsが再悪の企業として「2012 Golden Poo(黄金のうんち)」を受賞してしまった模様です。
今年選ばれたのは例年通りPayPal、Walmert、Facebook、Appleといった32の有名企業ばかりで、ゲーム業界からはGameStopやSonyが参戦。EAは一回戦でSonyに勝利し、Best Buy、Comcast、AT&T、そして決勝戦でBank of Americaを倒し1位の座に輝きました。決勝戦での得票差はBank of Americaの約36パーセントに対し、EAは約64パーセントと差をつけての勝利。なお今回のWorst Company in Americaでは25万回以上ものWeb投票が行われたそうです。
Electronic Artsがここ最近パブリッシングした有名作品では、昨年秋に発売された待望のシリーズ最新作『Battlefield 3』にて予約特典DLCに対しボイコット活動が行われたほか、多くの不具合やユーザーからの要望に対応するため大規模なアップデートが現在も継続中。また先月発売された『Mass Effect 3』では、初日DLCやエンディングに対し一部ファンが不満を爆発、抗議活動が行われるまでに発展していました。
なおEAは今回のこの不名誉な受賞に対して、Joystiqに以下のような公式声明を残しています。
「銀行総裁や石油、タバコ、武器会社の方々が、今年リストに掲載されなかったことにホッとしているのは間違いないでしょう。我々は賞を勝ち取るようなゲームや、世界で300万人以上に利用されるようなサービスを今後も作り続けていきます」
《GameBusiness.jp》