自販機が好きになる!コカコーラが実施するゲーミフィケーションを知る・・・「世界を面白くするGamification」第53回 | GameBusiness.jp

自販機が好きになる!コカコーラが実施するゲーミフィケーションを知る・・・「世界を面白くするGamification」第53回

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今回は、日本コカ・コーラ社が実施している新キャンペーン「ハピネスクエスト(略称:ハピクエ)」の
事例を紹介したいと思います。



ゲーミフィケーションの事例としてよく取り上げられるハピクエですが、今回は具体的にどのようなハマる仕組みがあるのかをユーザー視点で見ていきたいと思います。

■ハピネスクエストとは
日本コカ・コーラ株式会社により2011年12月5日から提供が開始された、携帯・スマートフォンを通じて、全国各地のコカ・コーラ自動販売機と友達のようにコミュニケーションが楽しめるウェブコンテンツ。全国の自販機が個別の名前をもったキャラクターとして登場し、ユーザーはハピクエ内で手に入るアイテムを使って自販機を自分の好きなようにカスタマイズできる。
公式サイト: http://c.cocacola.co.jp/hq/
遊び方:http://c.cocacola.co.jp/hq/howto.html
ニュースリリース:http://www.cocacola.co.jp/corporate/news/news_20111109.html

1.チュートリアル

まずは登録してからの一通りの流れを見ていきましょう。登録をすると、さっそくチュートリアルがはじまりました。



実際にチュートリアルの画面を見ていただけると分かる通り、このチュートリアルで基本的な遊び方がすべてわかるようになっています。実際の操作がワンステップごとにナビゲートされるので遊び方が簡単に理解でき、さらにチュートリアルを終えたことに対してバッジやポイントが手に入るため、ちょっと得した気分になりました。操作の説明にもストレスを感じさせることがなく優れたチュートリアルとなっていると思います。

2.ハピクエの遊び方

チュートリアルも終わったところで、実際に遊んでみましょう。ちょうど近くにコカ・コーラの自販機があったので、さっそくあいさつしてみます。

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ハローしたところ、ガチャポイントとともに、「ファーストハロー」のバッジが手に入りました!また、見つけた自販機が運よく誰からもハローされていない自販機だったらしく、「ファーストフレンド」のバッジも手に入りました。さらに、自販機の近くで位置情報を送信することにより、追加ポイントを手に入れることができました。

次に、ガチャをやってみましょう。



チュートリアルで貰ったポイントやハローすることで溜まったポイントで何度かガチャをし、先ほどの自販機を着せ替えしてみました。ここでも、アイテムを10種類集めると「初心者コレクター」バッジ、レアアイテムを手に入れると「ファーストトレジャー」バッジが手に入るなど、随所にバッジによるフィードバックがちりばめられています。

3.何度でもアクセスしたくなる仕組み

では、このハピクエを継続して遊んでもらうために、どのような工夫がなされているのでしょうか。ここでは「育成要素」と「行動の時間による制限」の2つを挙げたいと思います。

・育成要素
ハピクエでは、自分が出会った自販機を3台まで「お気に入り」として登録することができます。この「お気に入り」に登録された自販機に対しては、先ほどのようにアイテムを使って着せ替えができます。さらに、なかよし度とレベルが設定されるようになり、ハローを繰り返すことによってなかよし度がたまり、なかよし度が一定数を超えるとレベルアップしていくようになります。
(なお、お気に入りに設定した自販機はQRコードを読み込まなくてもトップページからハローできるようになります。)

また、お気に入りに設定した3台のうち1台は「マイ自販機」に設定することができ、自分で自由に名前を付けたり、ベースとなる見た目を変更することができたりするようになります。自分で名前や姿を変えられることで、見た目が気に入らないといった不満を回避できるだけでなく、自分の自販機としてさらなる愛着がわきますね。

このように、アイテム収集やバッジだけでなく、自分の自販機を育てることも、ハピクエをプレイする際の目標になります。

・行動の時間による制限
ハピクエでは、ハローするのは同じ自販機には1時間に1回まで、違う自販機であれば15分に3回までという時間制限があります。また、ハローの回数は1日につき合計で30回という制限があります。そのため、効率的にお気に入り自販機のレベルを上げたい、ガチャポイント・バッジを集めたいと思うと、1日に何度もアクセスしたくなります。

アクセスするたびに得をする仕組みになっているので、ついアクセスしてしまいますね。多くのソーシャルゲームにあるような、待たせることによって再来訪を促す仕組みがしっかり取り入れられていると言えます。

4.ソーシャル要素
2012年3月現在、ハピクエ内部には直接他のユーザーと交流する仕組みはありません。しかし、外部のSNSを利用することなどによって、間接的にソーシャルな行動をとることができるようになっています。

この機能は、自販機にハローした場合、バッジやアイテムを獲得した場合に、連携しているtwitterやFacebook、mixi、Amebaなうでシェアできる機能です。また、この機能でシェアすると、コカ・コーラパークのポイントであるパークゴールドが貰えるようになっています。

(※コカ・コーラパークはコカ・コーラのポータルサイトで、様々なキャンペーンを提供しています。ハピクエもこのコカ・コーラパーク上で提供されています。)

これにより、気軽にSNS上の友人に対して獲得したバッジや自分のお気に入りの自販機を見せ、自慢することができます。

・自販機に「会いに行く」機能
また、助け合いという点では、自販機に「会いに行く」という機能があり、これもユーザー同士の助け合いを促します。ハピクエでは、自販機の名前は「名前+5けたの数字」で表されています。(自販機に貼ってあるプレートにも書かれています)

「会いに行く」機能では、その自販機の名前を入力することによって、自販機に行ってQRコードを読み込まなくてもその自販機にハローすることができます。つまり、自分が見つけた自販機の名前を教えあうことで、協力しあうことができるのです!今まで発見された自販機の一覧などを載せた攻略サイトも存在しており、実際にユーザー同士の助け合いが起こっていることが分かります。

また、たとえ攻略サイトなどを見てプレイしたとしても、今まで見つかっていない自販機や、自販機の近くで位置情報を送信することで得られる追加ポイントなどが存在するため、自販機を探して訪れるインセンティブは保たれているというのがポイントです。

5.まとめ

最後に、これまで紹介したハピクエのハマる仕組みをまとめてみます。

・現実の自販機をキャラクターに見立て、自販機とあいさつしたり、仲良くなったり、着せ替えたりすることができるため、自分のお気に入りの自販機を愛着を持って育成することができる
・チュートリアルにより、始めてすぐにルールが理解できる
・時間による行動の制限により、1日に何度も訪れたくなる
・様々な行動を通してバッジを手に入れることができる
・SNSでのシェアを促す「Happy」機能と、協力を促す「会いに行く」機能で
他人とコミュニケーションをとりながら楽しむこともできる

このほかにも、今回は紹介できませんでしたが、ログインボーナスやランキング、期間限定キャンペーンなど様々な工夫が存在します。このように、ハピクエは単なるバッジやアイテムの収集、着せ替えの楽しさだけでなく、愛着を持って自販機を育成する楽しみや、他人と協力する楽しみも提供しています。皆さんもぜひ体験してみてはいかがでしょうか?それでは、また次回の記事でお会いしましょう!
《深田浩嗣》

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