WEB開発エンジニアは争奪戦へ・・・横山法典「転職コンサルタントが見たゲーム業界のいま」第3回 | GameBusiness.jp

WEB開発エンジニアは争奪戦へ・・・横山法典「転職コンサルタントが見たゲーム業界のいま」第3回

ソーシャル市場を筆頭に積極的な採用を行う企業が多く、ゲーム業界の転職マーケットは活況を呈しています。市場別に特徴を挙げてみましょう。

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ソーシャル市場を筆頭に積極的な採用を行う企業が多く、ゲーム業界の転職マーケットは活況を呈しています。市場別に特徴を挙げてみましょう。

・ソーシャル市場
全職種について、積極的かつ継続的な採用が行われています。WEB業界・ゲーム業界双方から人材を求めており、経験のみならずポテンシャルを重視した採用を行っているのが特徴的です。

・オンライン市場
全体的に積極的な採用活動が展開されていますが、開発側よりも運営側の求人の方が多い傾向にあります。また、韓国系の企業も多いため、語学力(韓国語・英語)が求められるケースも目につきます。

・コンシューマー市場
経験を重視した採用が継続的に行われているため、他の市場に比べてターゲットとする人材の年齢層が高く、30歳前後の即戦力を求める傾向にあります。プログラマーやデザイナーの求人が多いのが特徴です。

■WEB開発エンジニアは奪い合いが続く

オンラインゲームやソーシャルゲームの登場によってインターネット業界とゲーム業界の融合が進み、ゲーム業界でもWEB開発エンジニアのニーズが高まりました。転職希望者への年俸を高めに設定したり、入社準備金のような一時調整金を準備したり、紹介会社へのフィーをあげたりと、各社さまざまな方法で人材の確保に奔走しています。もともとインターネット業界でも不足感があるのに加えて、ソーシャルゲーム業界からの引き合いが強まったことで、しばらくはかつてないほどの争奪戦が続くものと思われます。

■転職活動の武器

ゲーム業界での転職活動には、履歴書と職務経歴書に加えてもうひとつ「武器」が必要になります。プランナー・ディレクターであれば企画書、デザイナーであれば作品。これらはほぼ確実に要求されるものであり、要求されなくても準備したほうが圧倒的に有利になるものです。また、プログラマーの場合、簡単な作品やソースコードの提出を求められるケースが散見されます。履歴書、経歴書の完成度を高めると共に、職種ごとの「もうひとつの武器」を磨いておくことが転職成功の鍵だと言えるでしょう。
《横山法典》

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