米国の犯罪は減っていますが、その原因はゲームやウェブにあるかも知れないそうです。FBIによると犯罪の件数は昨年から減少傾向にあるそうで、暴力犯罪は前年比-5.5%、金目当ての犯罪は前年比-4.9%という調査結果が出ています。景気が悪化することで犯罪が増えるのはご存じの通り。では、景気回復の兆しが見えないのに犯罪が減っているのはなぜでしょうか。ハーバード大学の経済学者であるLawrence Katz氏は、犯罪減少の理由がゲームやウェブサイトにあるのではないか、と考えているそうです。「ビデオゲームとウェブサイトが、この不況の中で若者たちを忙しくさせていたのではないでしょうか」ゲームは長時間の娯楽を提供するだけでなく、フラストレーションのはけ口ともなります。2008年には「暴力描写を含む映画を上映することは暴力行為を抑制する」といった調査結果が発表されており、ゲームにもこれが当てはまるのではないかとしています。過激なゲームでストレスを発散するのは楽しいもの。Katz氏は自説を「仮説に過ぎない」としているそうですが、これが本当だとすれば、ゲームは誰にも迷惑をかけないストレス発散場所ともなり得るわけで、公平な視点での検証を期待したいところです。
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