中国のゲーム大手・Perfect World(完美世界)は2026年10月29日、2026年第3四半期報告書を公開しました。同社が開発・運営するオープンワールドRPG『NTE: Neverness to Everness』(中国名:异环)のグローバル累計課金額(流水)が27億元(約640億円)を突破したことを明らかにしています。
『NTE』累計課金額27億元を突破、海外が中国国内を上回る
2026年4月にサービスを開始した『NTE』は、海外市場での累計課金額が中国国内市場を上回るなど、グローバル展開で成果を上げています。こうした新作の収益寄与により、同社のゲーム事業は2026年1月~9月期に前年同期比で増収となりました。
決算報告書によると、2026年10月28日時点での累計課金額のうち、公式PC版および公式Android版を通じた決済が約60%を占めています。
また、同社は中国国内および海外の大部分の地域で自社パブリッシングを手がけています。一方、サービス開始初期にはマーケティング費用を集中的に投じており、報告期間中の同作のプロジェクト利益率は通常時よりも低い水準にとどまったと説明しています。
ゲーム事業は増収、7月~9月期の純利益は前年同期比211%増
2026年1月~9月期のゲーム事業売上高は47億9,209万元(約1,136億円)となり、前年同期比7.09%増を記録しました。『NTE』のサービス開始による増収が、既存の自社開発タイトルや代理運営タイトルの減収を補いました。また、ゲーム事業の売上総利益率は73.79%と前年同期から4.5ポイント上昇しており、『NTE』の高い売上総利益率などが寄与しています。
一方、会社全体の1月~9月期の売上高は51億1,275万元(前年同期比5.61%減)、親会社株主に帰属する純利益は3億8,714万元(同41.83%減)と減収減益でした。前年同期に計上した開発スタジオ売却益の反動や、代理運営タイトルの減収などが影響しました。また、『NTE』のサービス開始に伴うマーケティング費用も増加しています。
ただし、2026年第3四半期(7月~9月)単体では、売上高が23億6,172万元(前年同期比36.85%増)、親会社株主に帰属する純利益が5億558万元(同211.47%増)と大幅な増収増益を達成しました。






