任天堂は2026年8月6日、2027年3月期第1四半期(2026年4月~6月)の連結決算を発表し、営業利益が前年同期比150.5%増の1,425億9,600万円に拡大しました。2025年6月5日に発売したニンテンドースイッチ2が順調に普及し、ハードウェア販売は四半期で382万台、ソフトウェア販売は946万本を記録。前期(2026年3月期)に続き、次世代機への移行が同社の収益構造を大きく押し上げています。
ニンテンドースイッチ2の販売動向
ニンテンドースイッチ2のハードウェア販売台数は、第1四半期(2026年4月~6月)で382万台となりました。前期通期では1,986万台を販売しており、発売2年目に入っても堅調な普及ペースを維持しています。任天堂は2027年3月期通期でニンテンドースイッチ2のハードウェア販売台数を1,650万台と予想しており、第1四半期だけで通期計画の約23%を達成した格好です。
一方、従来型のニンテンドースイッチのハードウェア販売は66万台に縮小。前期通期の380万台からさらに減少しており、Switch 2への移行が着実に進んでいることを示しています。
ソフトウェアの牽引役
ニンテンドースイッチ2向けソフトウェアの販売本数は946万本でした。5月発売の『ヨッシーとフカシギの図鑑』や6月発売の『Star Fox』といった新作がけん引したほか、前期に発売された『ぽこ あ ポケモン』も販売を伸ばしました。なお『ぽこ あ ポケモン』は国内ではポケモンが発売・販売を担い、海外では任天堂が発売・販売しています。

ニンテンドースイッチ向けでは、4月に発売された『トモダチコレクション わくわく生活』が794万本を販売し、旧型機向けソフトとして存在感を示しました。
通期予想と今後の展望
任天堂は2027年3月期通期の連結業績予想を据え置き、決算短信によると、売上高2兆500億円(前期比11.4%減)、営業利益3,700億円(同2.7%増)、経常利益4,300億円(同20.7%減)、親会社株主に帰属する当期純利益3,100億円(同26.9%減)を見込んでいます。年間配当予想は162円です。
売上高の減少は、前期にニンテンドースイッチ2のローンチ需要が集中した反動によるものですが、営業利益はソフトウェア販売の伸長により前期比で増益を見込みます。為替レートは1ドル150円、1ユーロ175円を前提としており、メモリを中心とする部材価格の高騰や米国の関税措置による原価への影響を約1,000億円と試算しています。
第1四半期の営業利益1,425億円は通期予想3,700億円に対する進捗率が約38.5%と高く、年末商戦期のソフトラインナップ次第では上振れも視野に入る水準です。






