
レビュー集積サイトMetacriticは、2025年内にリリースされたゲームで最もレビュースコアが低かった作品のワースト10ランキングを公開しました。ワースト1位は、元『グランド・セフト・オート』シリーズのプロデューサーが手掛ける新作として期待された『MindsEye』です。
メタスコア28点、複数メディアから「ゲーム史上最悪」との酷評
ランキングは2025年1月1日~12月31日に北米で発売され、プロの批評家によるレビューが4件以上あるタイトル(VR、モバイルなど含む)を対象にしています。
ランキング
『MindsEye』(PS5) - メタスコア:28
『ファイアーエムブレム シャドウズ』(iOS)- メタスコア:37
『Blood of Mehran』(PS5) - メタスコア:38
『スパイドロップス』(PC)- メタスコア:39
『Gore Doctor』(PS5) - メタスコア:40
『たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま! Nintendo Switch 2 Edition』(スイッチ2)- メタスコア:43
『Ambulance Life: A Paramedic Simulator』(PS5)- メタスコア:44
『Glover (QUByte Classics)』(PS5)- メタスコア:44
『スカーレッドサルベーション』(PS5)- メタスコア:44
『Fast&Furious: Arcade Edition』(PS5)- メタスコア:45
今年のワーストゲームには、コンテンツ不足で単調なものや、バグなどの技術的問題を抱えたものが多くランクイン。また、人気作を模倣しようとして失敗している作品や、過去作のリマスターなどが現代の基準に達していないといった傾向も見られます。
その中でも不名誉な1位となってしまった『MindsEye』は、2025年6月に発売されたSFアクションアドベンチャーです。Metacriticは本作について「バグだらけで退屈、支離滅裂な悪夢」であり、60ドルの価格に見合う内容ではなかったと指摘。複数のメディアから「ゲーム史上最悪の作品のひとつ」と酷評されたと伝えています。
発売当初から続いた混乱、開発体制にも問題か

元『GTA』シリーズのプロデューサーであるLeslie Benzies氏が率いるスタジオの新作として、大きな期待を集めていた本作でしたが、パフォーマンスの不安定さや多数の不具合、クラッシュの多発といった報告が相次ぎ、Steamレビューはすぐに「賛否両論」に。
その後7月にはBenzies氏自身が、スタッフに向けて「スタジオとゲームが苦境にあるのは社内外の工作員のせいだ」と語ったと報じられ、責任転嫁ともとれる姿勢がさらなる批判を呼びました。
混乱は続き、10月にはイギリスの労働組合から、開発元のBuild A Rocket Boyが長年にわたり「従業員に対する無礼と不当な扱い」をしてきたとして、公開書簡を送られる事態にまで発展していました。
さらにYouTubeチャンネル「Decode」が複数の現職・元従業員に行ったインタビューでは、開発の内部事情が赤裸々に語られました。
元開発者の一人は「最後の瞬間まで、自分たちがどんなゲームを作っているのか本当にわからなかった」と証言。ほぼ全ての決定にCEOの承認が必要であり、“Leslie tickets”と呼ばれる特別なタスクが常に優先されるなど、トップダウンの過剰な管理体制があったことが示唆されています。
また、ほぼ同時進行していた別プロジェクト『Everywhere』の失敗やレイオフによる士気の低下も、開発に影響したと伝えられています。
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