ソニーはプレイステーション5の新製品「PlayStation 5 デジタル・エディション 日本語専用」を11月21日に発売します。
製品名のとおり、本体設定は日本語のみ。地域を日本にしたPSアカウントのみ利用できるようにすることで、希望小売価格は従来より約1万8000円安い5万5000円になりました。
Nintendo Switch 2と同じ「日本語・国内専用」モデル追加
Nintendo Switch 2は発売時から、日本国内専用にロックされ国際転売しづらい「日本語・国内専用」モデルと、日本語以外の言語設定や海外ストア利用ができる多言語版を別に用意することで、国内専用版は日本人の購買力でも買いやすい価格に設定していました。
価格改定で最低7万2980円からになっていたPS5も、同じ仕組みで日本人でも買いやすいモデルを用意したかたちです。
UHD BDドライブを同梱しないデジタル・エディションのみの販売。PS5 Proと同じく、別売りのPS5ディスクドライブを用意すればディスク版のPS5 / PS4ゲームも遊べます。
SSD容量と外装の仕上げに差

基本性能、遊べるゲームは従来のいわゆる無印PS5と同じ。2023年発売の現行PS5デジタルエディション(CFI-2000B01)との主な違いは、SSD容量が1TBから先祖返りして825GBになっていること。
システム領域を除く空き容量としては、従来モデルのほうが3割弱多いことになります。
そのほか外装が変わり、本体(黒いところ)とカバー(左右の白いところ)ともにマットな仕上げに変更。従来のPS5スリムは白いカバー部分もツルツルの仕上げでした。
カバーは従来のスリムモデルと共通の着せ替えができるとして、従来の鏡面仕上げブラックはやや汚れが目立ちやすかったため、頻繁に指で触れる人にはマット仕上げのほうがむしろ良いかもしれません。本体を目につきやすいところに飾るような人はすでに買っていると思いますが。
なお価格改定がない海外でも、2025年秋から外装がマット仕上げに切り替わっているとのこと。
2020年の発売時は4万3978円(デジタル・エディション)
2020年のPS5発売時、旧デジタル・エディションは税抜きで3万円台に収める4万3978円でした。ディスクつきは5万4978円。
その後は2022年に約5000円の値上げ、スリムな新型に切り替えた時点で価格改定(実質約1万円値上げ)、2024年秋には三度目の値上げで約1万3000円高くなり、PS5のエントリーが7万2980円という状態になっていました。
さすがに2020年当時のデジタル・エディションより額面はまだ高価ですが、世界・日本の経済状況は大きく変わっており、国内のゲーマーからは手を出しやすくなりました。
5周年記念の『GO!GO!PS5!』キャンペーン、55時間以上プレイの既存ユーザーにクーポンも
ソニーはPS5の5周年にあわせて、11月12日より『GO!GO!PS5!』キャンペーンを実施します。
内容はPS Storeのセールのほか、既存ユーザーに対しては10%オフのクーポンも配布。こちらは2025年10月31日までの累計で55時間以上のプレイ履歴があるユーザーに、11月12日にメールで届きます。
対象は「2025年10月31日(金)時点で「PlayStationからのお知らせをEメールで受け取る」にチェックを入れており、かつPS5におけるゲーム(メディアアプリを除く)の累計プレイ時間が55時間以上の日本のアカウント」。
有効期限は12月31日までと短いため、忘れないうちに利用をおすすめします。サブスク費用には充当不可。

PS5にはゲームの管理やコード引き換え、フレンドのやりとり、キャプチャのブラウズ等々がワンストップでできるモダンなアプリ PlayStation App があり、メッセージやプロモーションの通知もアプリで受け取れるようになっていますが、「PlayStation Appのお知らせで受け取る」を選んで「Eメールで受け取る」をオフにしていた場合、今回のクーポンは届きません。

わざわざアプリを入れて、メールより気づきやすいモバイル通知で受ける設定にしていると逆に罰を受ける楽しい仕組みですが、プロモーション的にはメール送信先カウントに貢献しないプレーヤーは優良顧客でないのか、アプリまで活用している釣った魚は対象外なのかもしれません。
今後も不意打ちでメールのみプロモーションの可能性があるため、アプリで受け取るに加えてEメールもチェックしておくほうが良さそうです。







