民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」は、2025年10月の月間動画再生数が5.4億再生(※1)を記録し、サービス開始10周年の節目に過去最高を記録したと発表した。コネクテッドTV(CTV)での再生も1.79億再生(※2)と過去最高を更新し、同社のサービスが持続的に成長していることを印象付けた。

CTVが急伸、再生数・MUB共に過去最高
TVerは、サービス開始以来10年連続での月間動画再生数の記録を更新し続けている。とりわけ、近年はCTVにおける再生数の伸びが顕著であり、10月は前年同月比で約126%(※3)と大幅に伸長した。
また、CTVでの再生数および月間ユニークブラウザ数(MUB)が、ともに過去最高を記録した。特にドラマカテゴリの視聴数が大きく伸びたことがこの成長を牽引している。
TVerはデバイスの多様化も進めており、2025年9月には初めてゲーム機への対応を開始。テレビコンテンツにアクセスしやすい環境作りの努力が続けられている。

新ドラマ・スポーツ・バラエティが再生数を牽引
10月の再生数増加は、多様なジャンルに支えられた。
10月期新ドラマでは、『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は第1話の再生数が600万回を突破(※4)し、『良いこと悪いこと』をはじめとする他作品も、見逃し配信で視聴するユーザーが大幅に伸長した。
スポーツは、プロ野球『SMBC日本シリーズ2025』や、『キリンチャレンジカップ2025 日本×ブラジル』などの注目カードがライブ配信され、多くのユーザーが視聴した。特に『男子バレー 石川祐希×髙橋藍 直接対決 サントリーvsペルージャ』は、TVerサービスにおける最大同接数(※6)を記録するなど、話題を集めた。
TVerサービス開始10周年記念で過去回アーカイブが配信中の『水曜日のダウンタウン』も再生数を大きく伸ばした。また、『キングオブコント2025』の再生数は昨年比約133%を記録(※5)するなど、バラエティの視聴数も増加傾向が続いている。
アニメ分野では、『SPY×FAMILY』Season 3などの話題作に加え、新海誠監督の映画『秒速5センチメートル』の配信も実施。配信数の増加がカテゴリ全体の再生数向上につながった。ニュースでは、「自由民主党 総裁選挙2025」や新首相選出など、世間の関心事に合わせて「24時間ニュース」の再生数が通常時の約4倍に増加する日も見られたという。
10周年を通過点に、コンテンツのさらなる拡充目指す
サービス開始10周年を迎え、同社は今後もドラマやバラエティはもちろん、スポーツコンテンツやアニメ、ニュース、ローカル局による制作番組、過去に話題となったアーカイブ作品の配信など、コンテンツのさらなる拡充を図り、利用者の期待に応えるため、サービスの向上に尽力するとしている。
※1:2025年10月1日~10月31日における、TVer単体のVOD・リアルタイム配信・追っかけ再生およびSP LIVEを合計した全デバイスでの動画再生数(TVer DATA MARKETING調べ)
※2:2025年10月1日~10月31日における、TVer単体のVOD・リアルタイム配信・追っかけ再生およびSP LIVEを合計したテレビデバイスでの動画再生数(TVer DATA MARKETING調べ)
※3:2024年10月1日~10月31日における、TVer単体のVOD・リアルタイム配信・追っかけ再生およびSP LIVEを合計したテレビデバイスでの動画再生数との比較(TVer DATA MARKETING調べ)
※4:配信開始~10月26日におけるVODのみの動画再生数(TVer DATA MARKETING調べ)
※5:2024年における『キングオブコント2024』VODのみの動画再生数との比較(TVer DATA MARKETING調べ)
※6:gorin.jpでの配信を除く







