
ポールトゥウィンホールディングスの連結子会社で、英国に本社を置くSide International Holdings Limitedは、サウジアラビアのゲームエコシステムの成長支援に関して現地企業Savvy Games GroupとMoU(基本合意書)を締結したと発表しました。
基本合意書の内容は、サウジアラビアが掲げる「2030年ビジョン」の目標に沿うものであり、経済の多様化を図り、サウジアラビアをゲームおよびデジタル・エンターテインメントの世界的なハブとして位置づけることを目指しています。
Sideは2026年1月期末までにサウジアラビアの首都リヤドにスタジオを開設することを計画しており、中東・北アフリカ地域の開発者に対して共同開発支援サービスを提供していきます。新スタジオは中東・北アフリカ地域の顧客の拠点となり、サウジアラビアの開発者が、世界中のSideスタジオネットワークと連携・交流できるようになる予定です。
Savvyは、サウジアラビアの国内ゲームとeスポーツ業界を牽引している企業です。両社は共に、現地の人材育成やサウジアラビアのクリエイティブなインフラの充実、この地域のプレイヤーへ最高品質のゲームを届けることに重点的に取り組む計画です。
Side CEO デボラ・カーカム氏は「サウジアラビアは現在、世界のゲーム業界にとって重要な市場のひとつである可能性が高く、特に開発分野においてその重要性が際立っています。サウジアラビアにはSavvyのようなより地域に密着した、オーダーメイドのコンテンツを求めているパートナー及び、将来に向けて積極的に投資誘致を進めている政府の支援があります。これによって、サウジアラビアでは、Sideが世界的に高く評価されている卓越した品質を提供することが可能になるのです」とコメントしています。
Side ヨーロッパ・中東・アフリカ地域担当副社長 ジェイコブ・マドセン氏は「Savvy Games Groupと協力することで、私たちの専門知識を結集し、中東のスポーツおよびエンターテインメント業界での経験を活かし、Sideの本格的な地域展開に貢献できることを非常に光栄に思っております。ここでの私たちの物語は、まだ本当に始まったばかりです」と話しています。
Savvy シニアヴァイスプレジデント及び国際事業開発責任者 ニカ・ヌール氏は、「Sideと連携し、サウジアラビアの活気に満ちたゲーム業界に参入し、リヤドでの存在感を確立するために、チームを支援することを楽しみにしています。Sideとの提携は、グローバルなゲーム体験の向上と、この地域における次世代のクリエイティブ人材の支援という、私たちが共有するビジョンを反映しています」と人材育成への意欲を示しました。
2025年初めに全面的なブランド刷新を実施したSideにとって、今回のサウジアラビア進出は重要な戦略的施策であり、今後の展開が注目されます。