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Unity、迷惑行為対策ソリューション「Safe Voice」を発表―クローズドベータにて提供

Unityは、Unity Gaming Servicesが提供する迷惑行為検知ソリューション「Safe Voice」を発表しました。

企業動向 発表
Unity、迷惑行為対策ソリューション「Safe Voice」を発表―クローズドベータにて提供
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Unityは、Unity Gaming Servicesが提供する迷惑行為検知ソリューション「Safe Voice」を発表しました。

本ソリューションは、「高度な音響と語彙解析」「高度な機械学習アルゴリズム」を活用し、ゲーム内の迷惑行為を広範囲にわたって特定。先を見越した迷惑行為対策とプレイヤー主導の迷惑行為対策、その両方を提供するとのことです。

なお、「Safe Voice」は、Unity Gaming Servicesから提供されるエンドツーエンドの迷惑行為対策ソリューションの最初の製品となり、現在はクローズドベータ版として提供中。開発者は、専用サイト(https://create.unity.com/safe-voice-beta)からアクセスをリクエストでき、詳細については、右記ページ(https://unity.com/products/safe-voice)にて確認できます。

Unity、迷惑行為対策ソリューション「Safe Voice」を発表―クローズドベータにて提供

このソリューションは、高度な音響と語彙解析を活用し、ゲーム内の迷惑行為を広範囲にわたって特定します。このテクノロジーは文脈を認識して、声のトーンや大きさ、音調、イントネーション、感情、そして他プレイヤーとのやり取りの文脈など、ユニークな音声の特徴を分析し、ニュアンスに富んだインサイトを提供します。Unityのボイスチャットソリューション(Vivox)とシームレスに統合できるように構築された「Safe Voice」は、ゲームエンジンに依存せず、ゲームのプレイヤーコミュニケーションツールキットに重要なセーフティ・レイヤーを提供します。従来手動で行われていた検知作業を自動化し、ほぼリアルタイムで結果報告。これによりゲーム提供者は迅速な対応が可能となり、よりポジティブで安全、かつ参加型のゲームコミュニティの構築と育成が容易になります。

「Safe Voice」は、高度な機械学習アルゴリズムを活用し、プロアクティブな迷惑行為対策とプレイヤー主導の迷惑行為対策の両方を提供します。プレイヤーが迷惑な行為や破壊的な行為にフラグを立てると起動し、有害なイベントの兆候となりうるゲーム内の行動やアクティビティ(プレイヤーが他のプレイヤーをミュートしたり、突然退出したりするなど)を監視します。セッションレポートダッシュボードにより、モデレーターはプレイヤーとのやり取りを詳細にニュアンスも含めて理解し、コミュニティの健全性をよりよく監視することができます。オーバービューダッシュボードでは、長期的なトレンドが表示され、ゲーム内で最も混乱を引き起こしている行為が浮き彫りになるため、モデレーターは対応すべき事例に優先順位をつけることができます。

タクティカルシューティング『ローグカンパニー』に「Safe Voice」を採用したHi-Rez Studios リードプロデューサー Tony Jones氏 コメント

「Safe Voice」は、私たちのコミュニティをよりよく理解するための画期的なツールです。このツールのおかげで、信頼と安全性の観点だけでなく、一般的なゲームプレイの観点からも、ゲーム内で何が起きているのかが見えるようになりました。「Safe Voice」のダッシュボードに追加されたデータポイントは、モデレーターがリスクの高いユーザーやインシデントを迅速に特定するために不可欠であり、より効率的かつ効果的な方法で大きな問題に発展する前に状況を緩和することができました。

Unity Gaming Services SVP兼GM Jeff Collins氏 コメント

ゲーム内の迷惑行為や破壊的行為からコミュニティを守るためにゲーム提供者をサポートする高品質なソリューションで、Unity は業界をリードしています。「Safe Voice」は、かつては手間とリソースを大量に消費していたプロセスを効率化し、効果的でスケーラブルなものにする最先端技術であり、私達がこの問題にどのように取り組んでいるかを示すものです。迷惑行為対策を簡素化し、より安全でインクルーシブなゲーム環境を構築するための道を開くツールでスタジオを支援できることをうれしく思います。

《Ten-Four》

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