王蟲や大王ヤンマなど、「風の谷のナウシカ」造形作品の現場に密着―造形作家・竹谷隆之氏によるメイキング写真集が発売 | GameBusiness.jp

王蟲や大王ヤンマなど、「風の谷のナウシカ」造形作品の現場に密着―造形作家・竹谷隆之氏によるメイキング写真集が発売

メイキング写真集「腐海創造 写真で見る造形プロセス」は2023年3月2日に発売予定です。

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王蟲や大王ヤンマなど、「風の谷のナウシカ」造形作品の現場に密着―造形作家・竹谷隆之氏によるメイキング写真集が発売
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稀代の造形作家として世界に多くのファンを持つ竹谷隆之氏が中心となって作り上げた、スタジオジブリ作品「風の谷のナウシカ」の腐海をモチーフとしたメイキング写真集『腐海創造 写真で見る造形プロセス』が、2023年3月2日(木)に徳間書店から発売されます。

造形作家の竹谷隆之氏

作中に登場する王蟲(オーム)、大王ヤンマ、ムシゴヤシ、風使い(ナウシカ)の腐海装束など、原作漫画やアニメを再現した造形作品の現場に密着し、写真でそのプロセスをつまびらかにするメイキング写真集です。解説は竹谷隆之氏自身によるものとなっています。

王蟲の世界:腐海は巨大化した菌類で形成された樹海である。陽の光は射さず、多種多様な蟲が棲んでいる 漫画『風の谷のナウシカ』 宮﨑 駿 (C)Studio Ghibli
王蟲の目:全長8メートルを超える王蟲の製作風景。王蟲の目はプログラムされたタイミングで色が変わるようになっている。写真は光漏れを防ぐ作業の様子 漫画『風の谷のナウシカ』 宮﨑 駿 (C)Studio Ghibli
「王蟲の世界」より:ヘビケラのシチュエーションは「生殖」。展示物は全高4メートルを超える 漫画『風の谷のナウシカ』 宮﨑 駿 (C)Studio Ghibli
巨神兵の残骸:最初のラフより。砂漠の中に埋もれるイメージ  漫画『風の谷のナウシカ』 宮﨑 駿 (C)Studio Ghibli
「腐海深部」より:森の人。全高5センチ 漫画『風の谷のナウシカ』 宮﨑 駿 (C)Studio Ghibli

また、徳間書店は本書に登場する「朽ちゆく巨神兵」、「風使いの腐海装束」が展示される展覧会「アニメージュとジブリ展」を展開中です。同社のアニメ雑誌「アニメージュ」の1978年創刊当時から80年代に焦点を当てた展覧会で、1979年『機動戦士ガンダム』でアニメが大きく飛躍するブーム期に始まり、鈴木敏夫氏が後のジブリにつながる高畑勲宮﨑駿両監督を見出し、「風の谷のナウシカ」、『天空の城ラピュタ』の映画製作に傾倒するまでの道のりが紹介されます。

2021年より巡回開催されており、次回は2023年4月22日(土)から愛知・松坂屋美術館で開催予定です。

竹谷隆之氏のコメント (「はじめに」より抜粋)

僕が北海道から東京に出てきて間もなく、美術の専門学校生だった頃に「月刊アニメージュ」(徳間書店刊)で宮﨑駿さんの「風の谷のナウシカ」の連載が始まりました。当時、その世界観の作り込み方や奥行き、テーマ、デザイン、そしてなにより、主人公のナウシカが世界のことわりを知ろうとする姿勢……など、どこから見ても衝撃的で高次元な作品に感じたワクワクはそれから40年近く経た今も変わらず…というよりむしろ「その世界の中で遊びたい」という造形欲求は強まってくるばかりです。

ここ数年、その欲求を仕事に利用できるというありがたい機会をいただいたので、その過程を本にして、できるだけお伝えすることによって、ひょっとしたら誰かの、絵や造形に限らずあらゆる「やりたいこと」に僅かでもプラスになって、その人の善き未来につながれば無上の幸せ……と、僭越ながらモウソウしております。

腐海創造 写真で見る造形プロセス

著者:竹谷隆之

発売日:2023年3月2日(木)

定価:4950円(税込)

判型:天地21㎝×左右21㎝

ページ数:152P

発売:徳間書店

商品URL:https://www.tokuma.jp/book/b622433.html

腐海の世界に入っていってずーっと没入観察していたい!というモウソウを熟成 (「王蟲の世界」より抜粋)

「風の谷のナウシカ」で、過酷な世界をも冷静に観察して、とるべき道を探求しようとするナウシカの姿勢に共感した人も多いと思います。僕個人は「その腐海の世界に入っていってずーっと没入観察していたい!」というモウソウを熟成させていたので、作業中は楽しい時を過ごすことができました。造形した腐海や王蟲たちを観ていただくことによって、ちょっとコワいものでも観察すると面白いとか、作る楽しさが造形物から伝わって何かのキッカケになれるとよいなあと思いながらの作業でした。

人工物的ではない、自然物的な造形を目指せば目指すほど、到達できないもどかしさを思い知りもしました。でもそこが面白いんです。もっとやりたくなりますからね。初期の頃は、ただモウソウを膨らませすぎて、展示スペースをまるごと腐海にすることしか思い浮かばず、「これをやったらキリがないでしょ」とか「なんぼかかると思ってんねん!」というラフばかり描いていました。

《蚩尤》

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