AdjustとLiftoffの共同レポート「モバイルアプリトレンド 2022:日本版」が公開 | GameBusiness.jp

AdjustとLiftoffの共同レポート「モバイルアプリトレンド 2022:日本版」が公開

2020年から2022年上半期にかけてモバイルアプリで最も人気を博したゲームジャンルは、ハイパーカジュアルゲームとRPGだったとのことです。

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モバイルマーケティング分析プラットフォームであるadjust(アジャスト)と、包括的なアプリマーケティングと収益化ソリューションを提供するLiftoffは、共同で作成した「モバイルアプリトレンド 2022:日本版 マーケター必見のアプリパフォーマンスベンチマークとインサイト」をリリースしました。

モバイルアプリトレンド 2022:日本版」はこちらでダウンロードできます。本稿では、そのダイジェストをお届けします。

セッション数は前年比で13%増

日本におけるモバイルゲーム、Eコマース、フィンテック、マッチングアプリ、およびコネクテッドTV(CTV)のパフォーマンスについて深掘りした本レポートによると、2022年上半期、フィンテックアプリは全アプリカテゴリーの中で最も高いセッション数の増加率を示しており、前年比13%増を記録しています。

日本政府は、2025年までにキャッシュレス決済比率を40%とする目標を掲げています。それを受けて、2021年~2022年の上半期は決済アプリがフィンテックアプリのサブカテゴリーの合計セッション数の大部分を占める結果となりました。サブカテゴリー別で見ると、決済アプリの割合は合計セッション数の73%にあたり、バンキング(15%)と仮想通貨(12%)がそれに続きます。

全体で見ると、2022年上半期の全アプリのセッション数は前年比で12%増加しており、2020年~2022年の上半期にかけては、全カテゴリーでアプリのインストール数が20%近く伸びています。2022年上半期のゲームアプリのセッション数は2021年の上半期に比べて減少していますが依然としてコロナ禍初期のレベルは上回っており、2020年上半期と比較すると2022年上半期のセッション数は8%増加しています。

Adjust 日本ゼネラルマネージャー・佐々直紀氏のコメント

過去2年間、世界中のアプリとモバイルマーケティング業界は大きな課題に直面しましたが、日本はアプリユーザーと広告主にとって最も重要な市場の1つとしての底力を発揮しました。モバイル決済の急速な普及拡大、ゲームやEコマースアプリユーザーの増加などの成長パターンが、今後も継続していくことに期待しています。

Liftoff 日本・韓国カントリーマネージャー・天野耕太氏のコメント

CPIが安価であればマーケティング的にはチャンスでもあり、各ジャンルがコロナ禍での爆発的な成長から落ち着いた今だからこそ、再びマーケティングが重要になります。また、ポストインストール後のエンゲージされたユーザーを獲得するための本質的なマーケティングに向き合う時期ともいえるでしょう。

2022年上半期、日本におけるフィンテックアプリのセッション数が最高値に

2022年6月のフィンテックアプリのセッション数は、2021年の平均を30%、2020年の平均を79%上回りました。さらに、2022年上半期の日本におけるフィンテックアプリの継続率は、APAC全体のそれを超える数字となっています。

日本で最も人気のゲームジャンルはハイパーカジュアルとRPG

世界第3位のゲーム市場である日本では、2020年~2022年上半期にかけて、ゲームアプリの合計インストール数の15%をハイパーカジュアルゲームが占め、RPGが13%でそれに続きました。2022年上半期、ゲームアプリユーザーのアプリ内滞在時間(1セッションあたり)は平均26.5分でした。これは、全カテゴリーにおけるアプリ内滞在時間の平均を約15分上回っています。

カヤック ゲーム事業部部長・村上雅哉氏のコメント

日本において、ゲームアプリ市場はプライバシーポリシーの変更やコロナ禍においても驚異的な成長を見せました。特にハイパーカジュアルゲームの成長には目を見張るものがあり、カヤックにも成長が見られました。広告プロモーションが鍵となるハイパーカジュアルゲームにおいて、クオリティの高いユーザーを獲得するキャンペーンを効率的に行うには、正確なデータを取得し活用することが必須となります。

マーケットプレイスアプリがEコマースアプリで圧倒的なシェアを獲得

日本では過去2年間にわたりEコマースが並外れて好調なパフォーマンスを記録しています。2020年~2022年上半期にかけてはマーケットプレイスアプリがインストール数の75%を独占しました。2022年1月は、2021年平均と比較して8%増、2020年と比較して29%増と、最も成長率が高い月となりました。

SODA Marketing CRM リーダー / PM・髙島一人氏のコメント

スニダンはこの4年間で大きな成長を遂げて、今では海外での事業成長に挑戦しています。スニダンのマーケティング組織ではミッションでもある『世界中が熱狂する次のマーケットプレイスをつくる』ために、かねてより柱としてきたデジタル広告とCRMをベースに、今後はオフライン広告やOMO施策など、スニダンをより多くの人に、よりたくさん使っていただけるような施策に果敢に挑戦していきたいと思っています。

Androidのマッチングアプリダウンロード数はiOSよりも多い

マッチングアプリのセッション数は過去2年間で着実に増えており、2021年上半期は前年同期比で7%増、2022年上半期は前年同期比13%増を記録しました。しかし、同時に新規ユーザー獲得コストも上昇しています。Liftoffのデータによると、マッチングアプリのインストール単価(CPI)は冬に上昇し、2022年2月にインストールあたり6.60ドルの最高値に達しました。インストール単価はiOSユーザーの方が若干低いものの、コンバージョンを見るとAndroidユーザーが8.47ドルと、より低コストで獲得できる結果となりました。

タップル 執行役員CMO・髙橋正俊氏のコメント

マッチングアプリ業界は徐々にレッドオーシャン化してきており、他社と同じことをやっていても競合より優位に立つことはできません。競合優位を築くためにも、常識にとらわれないユニークさを大事にしています。

CTVはアプリマーケターの新天地

現在、日本人の21%がCTVを利用しており、2025年までに23.2%に達する見通しです。日本は主要なCTV市場の1つとして急速に成長していることから、2024年までにCTV広告の市場規模は588億円を突破すると予測されています。モバイル普及率が高い日本において、CTVキャンペーンはアプリマーケターの新たなユーザー獲得(UA)戦略として今後定着していくことでしょう。

AbemaTV シニアプロダクトマネージャー・綾瀬龍一氏のコメント

コネクテッドTVで動画コンテンツを楽しむ視聴者は急速に伸びており、それに伴って新しいマーケティングチャネルとして、広告業界からも注目度が日々高まっています。コネクテッドTVは地上波CMのような大画面での訴求力に加え、デジタルマーケティングのようなターゲティング、データ可視化による効果的な広告運用が可能であり、広告主に今までにない新しい価値を提供できる可能性があります。ABEMAのコネクテッドTVにおけるAdjustとの連携で、特にアプリマーケターに新しい機会を提供できるようになり、業界に大きな変革をもたらすことに繋がると考えています。今後もABEMAAdjustと協力し、コネクテッドTV市場を盛り上げるためさまざまな取り組みを展開していきます。

Adjust 日本ゼネラルマネージャー・佐々直紀氏のコメント

マーケティング担当者がCTV広告のパフォーマンスを適切に計測するには、ラストタッチアトリビューションを超えて、アシストタッチポイント(ユーザーが他のチャネル経由でコンバージョンする前に閲覧されたCTV広告)を分析する必要があります。これには、AdjustのCTV AdVisionなどの包括的なクロスデバイス計測ソリューションが不可欠です。Adjustのデータによると、2022年9月に全世界の2億2380万件のモバイルアプリのインストールがCTV広告を通じてもたらされたのに対し、同時期にCTV広告によってアシストされたモバイルアプリのインストールは、6億7000万件を記録しました。日本でもCTV広告の活用がさらに拡がるよう、今後も業界をリードしていきます。

《蚩尤》

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