オランダがルートボックス販売禁止を求める動議提出―予想外の請求に発展する子供の中毒性を指摘 | GameBusiness.jp

オランダがルートボックス販売禁止を求める動議提出―予想外の請求に発展する子供の中毒性を指摘

2022年にはスペインでルートボックス規制に関する法案を提出する方針であることが報じられています。

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オランダがルートボックス販売禁止を求める動議提出―予想外の請求に発展する子供の中毒性を指摘
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海外の各国で規制が進むゲームのルートボックスについて、新たにオランダで複数の政党が販売を禁止するよう求める動議の提出が行われたことが明らかになっています。

海外フォーラムResetEraの投稿によると、自由民主国民党(VVD)などを含む6政党がオランダ下院へと提出。ルートボックスはギャンブルの形態で、子供たちが課金を促され、予期せぬ請求額に発展する中毒性があることなどを指摘する内容が含まれています。提出した6政党の党員の合計が下院・上院ともに過半数を占めるため、成立する可能性が高いようです。

オランダでは、2018年からルートボックスに関する是正を行っています。2019年にはEAの『FIFA』シリーズが「ギャンブル関係の法律違反にあたる」として告訴されています。2020年に地方裁判所はこの訴えを支持する判決を下しましたがEAは不服として控訴、2022年3月に「法に違反はしていない」とする判決が下されています

また、2022年6月にリリースされたモバイル向けRPG『ディアブロ イモータル』は、オランダとベルギーでルートボックスに関連してリリースされていません。ベルギーでは2018年に『オーバーウォッチ』など3作品のルートボックスを違法と認定、スペインでも2022年6月にルートボックスを規制する法案が提出される方針であることが報じられているなど、各国でさまざまな規制が進んでいます。


《Mr.Katoh@Game*Spark》

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