プロゲーマー・梅原大吾氏が語る介護職への視点がじんわり温かいー「勝ち負けの無い世界で生きたい人に取り組んでみてほしい」 | GameBusiness.jp

プロゲーマー・梅原大吾氏が語る介護職への視点がじんわり温かいー「勝ち負けの無い世界で生きたい人に取り組んでみてほしい」

プロゲーマー・梅原大吾氏による、介護職について語るコラムが「介護の魅力ネット あいち」に掲載。話題を集めています。

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プロゲーマー・梅原大吾氏が語る介護職への視点がじんわり温かいー「勝ち負けの無い世界で生きたい人に取り組んでみてほしい」
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プロゲーマーの梅原大吾氏はTwitterにて、愛知県の公式介護職サイトに自身の介護経験を語ったと報告。ファンから大きな反響を集めています。

日本人初のプロゲーマーとなり、現在も『ストリートファイターV』シリーズを中心に第一線で活躍する梅原氏。しかし勝負の世界に疲れてしまった同氏は20代前半にゲームの表舞台から離れ、職を転々。数年後にはまったく未経験だった介護業界に飛び込んだ時期があります。

今回、愛知県の公式介護情報サイト「介護の魅力ネット あいち」に掲載されたコラムは、その時の経験を語ったもの。梅原氏は介護の仕事について、「闘うという感覚が全く無く働けたので、自分にとってすごく安心感というか癒やしがあった」とコメント。介護の仕事が大変だった記憶は無いとし、「本当に初めて、自分が追い詰められたり、嫌な気持ちにならない仕事だった」と振り返ります。

また入居者が語る、まだ若くて元気に動けた時期の思い出を聞くうちに、自分の若さがずっと続くわけじゃないとも。そこから「いつかは死ぬし、死ぬ前に自由がなくなっていく。とにかく、やれるうちにやりたいことを一生懸命やろう」という考えに至ったそうです。

そんな日々の中で梅原氏は、友人に誘われて訪れたゲームセンターで長年離れていた格闘ゲームに再会。ブランクをものともせずに勝利を重ね、当時稼働していた『ストリートファイターIV』の全国BPランキングで1位に輝きます。

「やりたいこと」を見つけた梅原氏は介護職を離れてゲームの世界に復帰し、その数年後にはアメリカの企業と契約してプロゲーマーに。「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネスブックに認定されるなど、現在まで幅広く活躍されています。

◆梅原氏の視点で語られる、介護職の世界

人材不足が深刻化する介護職について梅原氏は、勝ち負けの無い世界で生きたい人は取り組んでみてはどうかという、新たな視点を投げかけています。

なにかと「競争」が叫ばれる現代社会ですが、全ての人間が競争を好むわけではありません。梅原氏は、自身は介護の専門家ではなく働く期間も短かったと前置きしながらも、「自分のような社会に馴染めず、争いごとが嫌いな人は世の中に大勢いると思います。(中略)そういう人たちが、もし自分に合う仕事が無いと思ったら、介護の仕事に取り組んでみるのもいいんじゃないでしょうか」とコメント。

勝負の世界を走り続ける梅原氏ならではの視点を受けて、Twitterでは「悔いなく生きるということに重みを感じる」「こんな考え方もあるんだ」「介護職の魅力を発信してもらえて嬉しい」といった、様々な声が寄せられています。

コラムの全文は、愛知県公式介護情報サイト「介護の魅力ネット あいち」よりご覧ください。

《ねんね太郎@インサイド》

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