欧州14カ国及び、米国ワシントン州の各国ギャンブル規制当局メンバーからなる調査委員会は「ギャンブルとビデオゲームのような他の形式のデジタルエンターテインメントとの境界線のぼやけについて」とする声明を発表しています。声明中では、ギャンブルとビデオゲームのような他の形式のデジタルエンターテインメントとの境界線のぼやけが生ずるリスクについて関心が高まっていると主張。スキンの抽選販売、ルートボックス、ソーシャルカジノゲーム、ゲーム内に導入されているギャンブルテーマのコンテンツなどに触れながら、ゲーム内の機能が各国国内法の下でギャンブルを構成しないか「ビデオゲームとソーシャルゲームの特性を徹底的に分析する」としました。また、オーストラリアでは、2018年始めより開始されたルートボックスに関連した調査結果が発表され、約7,500人のサンプルの調査(Lexology)より、「ルートボックスのための支出と、問題のある賭博の間に重要なつながり」があると報告。深刻な賭博問題を抱えるプレイヤーは、ビデオゲームのルートボックスに多額の金額を費やす可能性が高いと指摘し、ルートボックスが心理学的に賭博に似ていると主張する学者の立場を裏付けるものであるとしました。既にいくつかの地域で本格的なルートボックス規制も行われている昨今。これらの調査を踏まえ、新たな規制議論の発生も予想されるところです。
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