健康管理のゲーミフィケーション、Nike+FuelBand・・・「世界を面白くするGamification」第61回 | GameBusiness.jp

健康管理のゲーミフィケーション、Nike+FuelBand・・・「世界を面白くするGamification」第61回

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ジョギングをする人向けのサービス、Nike+ はゲーミフィケーションのモデルケースとして様々なところで取り上げられているのは本ブログの読者の皆さんであればよくご存知のことと思います。このNike+がジョギングだけでなく、もっと幅広く健康管理の分野にもサービスを
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ジョギングをする人向けのサービス、Nike+はゲーミフィケーションのモデルケースとして様々なところで取り上げられているのは本ブログの読者の皆さんであればよくご存知のことと思います。このNike+がジョギングだけでなく、もっと幅広く健康管理の分野にもサービスを広げたのがNike+FuenBandというガジェット+Webサービスです。

Web上では「あらゆるスポーツ活動を測定する」というように謳われていますが用途としてはスポーツ活動というよりは万歩計に近いイメージで、日々の生活の中で使うことがむしろ想定されている印象です。しょぼい言い方をすれば万歩計2.0という感じです。画像のようなリストバンドを着けて生活することで、歩数、消費カロリー、Fuel(本サービス独自の単位)を測定します。Webと連動し、データをアップすることで記録を管理・閲覧することができます。記録達成時のフィードバック(バッジ付与ですね)、ソーシャル性なども備わっており、Nike+でよくできていた点をそのまま普段の生活でも利用できるようにしたようなサービスです。

日本未発売ではありますが、レビュー記事など散見する中で僕も遅まきながら先日米国出張時にようやく入手することが出来ましたので、ゲーミフィケーション的な観点でのレビューをしてみようと思います。

▼利用者と目的

利用者層は完全にガジェット好きというか、Apple製品好きな人をターゲットにしている印象を強く受けます。クールなデザイン、箱、説明書の無さなど類似点が多く見られます。スマートフォンアプリはiOS版のみ(12年7月現在)。そういう、ガジェット好きな人間をくすぐる感じもうまくできてるなと思いますが、基本的には健康的な生活を送りたいというのが利用目的になります。

▼可視化要素

本サービスでは、「NikeFuel」という独自の単位が設定されており、行った運動量はこちらで基本的に可視化されています。こちらはNike+関連製品では共通して用いられている単位のようで、あらゆる活動を同一基準で測定するという意図で作られたもののようです。サイトを見てもどのように測定されているのかは記載がありませんが、手元のデータを見る限り日常生活をする範囲においては消費カロリー数と概ね連動しています(大体、消費カロリー数の3倍強くらいの数値がNikeFuel数となっている)。その他、歩数や消費カロリー、PCでみると距離も可視化されます。

▼目標要素

1日の消費NikeFuel数が基本的な目標要素となっています。最初は1日2000NikeFuelが目標として設定されていますが、何日か達成すると目標を上げるよう促してきます。また、連続達成日数や累計NikeFuel数などでリワードが付与されます。約2週間ほど経ちますがリワード付与の機会は結構ありました。Best Day、Best Week、Best Month、Longest Streak、Best Days of Week、があるので最初の方は必然的にリワードをもらう機会が多くあります。あと、累計のNikeFuel数などでトロフィーがもらえます。

▼ソーシャル要素

Facebookと連携しており、利用している友だちの今日と今週のランキングが表示されます。今のところ日本未発売のせいか数名しか表示されないのですが、1名同じタイミングで米国出張行っていたゆめみのメンバーが登場するのでなんとなく負けられない感が煽られます^^;(ただし気分だけで実際は負けっぱなしです)今のところややソーシャル性は薄めな感じですが、逆にランキング以上に導入されると否応なしに巻き込まれてしんどくなりすぎるかもという気はしました。個人的にはこのくらいでもちょうどいい感じです。

▼プレイサイクル

今のところ格別にサイクルを感じさせる体験はないのですが、リワード付与のタイミングは細かい単位で設定されているので最初はもらいやすくなっているなというくらいでしょうか。上級レベルになるとなにか新しくできることが増えるのかどうかは不明です。ただNike+のWebサイトを見ると、連携させるガジェットを増やすことでよりたまりやすくなる・使える機能が増えるという要素が見られます。うっかりランニングをしだしたりすると別のガジェットを買ってしまいそうです。元々、ナイキ製品を買うことでたくさんリワードがもらえるというようなわかりやすくマネタイズする仕掛けがないことがNike+がうまい所以の1つだったのですが、計測するデータを増やすためにNike+対応ガジェットを買おうと言われるとちょっとその気になってしまいそうです。

▼運用

今のところ目立った運用要素を感じることはありませんが、リワード付与のタイミングなどは適宜コントロールしているのかもしれません。

▼総論

全体としてゲーミフィケーションをうまく取り入れており、これは継続性上がるだろうなという気がします。Fuelという単位を導入したのがやはりポイントな気がします。カロリーでもおそらく測定精度はほぼ変わらないのではないかと思いますが(いずれにせよ加速度センサーによる測定がベースなので)、数値的に小さいのでちょっと盛り上がりにくい。Fuelだと約3倍の数値が出るのでなんとなく稼いでる感があります。アクセサリーとして普通に違和感なく付けられるデザインなのも嬉しい所。万歩計だとどうしてもダサい感じになってしまうのでここはユーザ層を考えると非常に重要な点だと思います。

こういう風に生活行動が可視化され健康とリンクしていることが明確になるとちょっと歩く距離が長くなっても苦にならず、むしろ歩くことが楽しみになってくるのは面白いものです。カバンを持っていても、スマフォ見ながら歩いてもその辺はうまく計測してくれているようなのであまり何も考えなくて大丈夫です。ただ子供のベビーカーを押して歩いたときは計測がちゃんとされませんでした。腕を動かさないので当たり前といえば当たり前ですが、個人的にはこれもなんとかなると嬉しい。あとは思い荷物を持っているときにはそれも考慮に入れてくれるとさらに嬉しい。
日本では秋ごろ販売されるそうですが、周りで付ける人増えそうです。
《深田浩嗣》

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