身近で心地よい体験からロイヤリティを向上させる無印良品のウェブ&アプリでの展開・・・「世界を面白くするGamification」第57回 | GameBusiness.jp

身近で心地よい体験からロイヤリティを向上させる無印良品のウェブ&アプリでの展開・・・「世界を面白くするGamification」第57回

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身近で心地よい体験からロイヤリティを向上させる無印良品のウェブ&アプリでの展開・・・「世界を面白くするGamification」第57回
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株式会社良品計画
国内店舗数直営店256店舗、商品供給店116店舗。海外163店舗。年商1,493億円、ネットストア売上前期比111%。myMUJIは2011/8に、MUJI Lifeは同年11月OPEN。現在会員7万人後半を推移。※平成24年2月期 決算IR資料参照

こんにちは、今回は無印良品のmyMUJI&MUJI LIFEについてお伝えしていきます。さて、みなさんは、無印良品に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか。余分なものがなくシンプル。リーズナブルで必要なものだけが存在する。なんか、暮らしで使っていても自然で疲れない。そんなイメージはありませんか?そのイメージの答えは、「お客様の生活を考え、価値感を共有したコミュニケーション」を行うことで生まれています。具体的に無印良品は何をしているのか?そして、何をしようとしているのか?ゲーミフィケーションの観点から、見ていきたいと思います。

1:myMUJI



(my MUJI)

myMUJIは、無印良品ネットストアと連動したコンテンツです。具体的には「無印良品の商品に対しての興味・関心で繋がる」インタレストグラフの性質を持っています。そして、myMUJIでは、無印良品にある商品(アイテム)に対して、「ほしい」、「持ってる」、「口コミ」など3つのアクションができるようになっています。「ほしい」、「持ってる」などは、お気に入りリストに入れる行動に似ていますが実際は、「口コミ(コメント)までの敷居の高さ問題」を解決するための設計になっています。



よくサービスで 「コメントを書いてください!」と促しているものを見かけますが、いきなりコメントを書いて!と催促をされ何の躊躇もなく書いてくれるお客様は何人いるのでしょうか?大抵は、「そんないきなり言われても困る」という状態になるでしょう。これはサービス提供者側が、お客様に要求する行動のレベル(理想)が高すぎることが原因です。

myMUJIでは、お客様自身が商品に対して「ほしいと」(興味・関心)が湧き、購入・所有していることを「持ってる」でアピールをします。口コミは、お客様が所有欲求を満たした結果「よかったら書いてね」程度でお客様に無理のない状態でご利用いただけるようになっています。「行動をより、敷居の低いものから順番に達成して貰うようにする」ことで口コミを書きやすい状態になっているのではないでしょうか。また、口コミで得たMUJIポイントは、次にご紹介するMUJI LIFEで使うことができます。

2: MUJI LIFE



MUJI Lifeでは、自分の棚が貰え、次の行動をすることで棚に好きなアイテムを飾ることができ棚の拡張をする楽しみがあります。毎日、利用することで棚を拡張できたり、プレゼント応募に使用できるポイントを獲得して、貯めることができる仕組みになっています。

2-1:段ボールをあける。





MUJI Lifeは、1日に1回アクセスするとログインボーナスのポイントが貰えます。勿論ポイントだけではなく、1日に6回決められた時間 [0:00]、[4:00]、[8:00]、[12:00]、[16:00]、[20:00]に段ボールが届きます。段ボールの中身は、「棚の装飾に使える無印良品のアイテム」、「amazonの商品が並べられる並べられる券」、プレゼント応募などに必要な「MUJIコイン」が手に入ります。



つまり、毎日決められた時間にMUJILIFEでコツコツと遊ぶことで、棚を飾るためのアイテムが手に入る楽しみがあり、時間になったらチェックしてみようかな?とつい覗いてしまいたくなる動機付けができています。

2-2:棚を充実させる。



遊び続けることで棚の列を増やし、飾るアイテムを充実させていくことができます。自分の趣味趣向、つまり個性の表現を行うことができるようになり徐々に楽しくなってきます。



こんなオシャレな棚を作っている方もいます。

並べた棚にあるアイテムは、「商品情報を見る」を選択することで商品の閲覧をするだけではなく実際に無印良品ネットストアでもそのまま購入できるようになっています。



なかには、こんな棚を作っている方も!

3:店舗との連動「MUJI LIFE チェックイン」





MUJI LIFEは、iPhoneアプリとしても提供されています。


(店舗にチェックイン、アイテムをGET)


(アプリ内で再生できる音楽をGET)

実際の店舗にチェックインすることが可能で、PCのMUJILIFE同様に段ボールの開封によるポイントの獲得、が可能なだけでなく店舗にチェックインすることで限定アイテムやアプリ内で再生可能な音楽DLが可能になっています。

?■まとめ



myMUJI、MUJILIFEとご紹介しましたが、これらがどのように関係しているか、図を作ってみました。



myMUJI



○無印良品の商品に対する興味・関心を可視化する。
○口コミ投稿によりポイントを獲得、MUJILIFEで使用するキッカケ・動機をつくる。

MUJILIFE



○無印良品の商品、その他アイテムにより自己表現できる場所を提供。
WEBでの行動、リアルでの行動をMUJILIFEで結び付ける。(O2O)

これらmyMUJI、MUJILIFE(WEB、iPhoneアプリ)により無印良品の商品を起点にしたコミュニティができ、店舗への行動(チェックイン)の可視化が行われることにより、店舗、WEBの隔たりがなくなり無印良品を利用している興味健在層へのロイヤルティ向上の仕組みづくりができています。

以前から、「くらしの良品研究所」を背景とする顧客とのコミュニケーション強化。そしてブランディングを行っている無印良品ですが、「BtoC(顧客へ)」から「B with C(顧客と)」を体現する同社の取り組みに今後も期待してしまいます。それでは、次回の記事でお会いしましょう!

■著者紹介

深田浩嗣(ふかだこうじ)
株式会社ゆめみ(代表取締役 社長)。1976年京都生まれ。京都大学大学院情報学研究科在学中2000年1月に株式会社ゆめみを設立。高い技術力を駆使し、モバイルEC、メール配信、大規模CRMの開発やソーシャルゲームプロバイダなど「モバイルを戦略的に使うためのコンシェルジュ」として、モバイルインターネットサービスの企画・開発・運営を手がける。ゲーミフィケーションの詳細はコチラ公式ブログほか、Twitterはコチラ。facebookはコチラです。
《深田浩嗣》

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