「bing」と「Decoded」の事例・・・深田浩嗣「世界を面白くするGamification」第7回 | GameBusiness.jp

「bing」と「Decoded」の事例・・・深田浩嗣「世界を面白くするGamification」第7回

その他 その他

正直に言います。この辺のセッション〜法律関係のところまでは眠気に負けまくってました>< いやあ、ちょっとそんなになんか面白そうじゃない話題というか、検索エンジンの「bing」がなんでgamificationの事例で紹介されるのかよくわからないなあとか思ってしまったわけですよ。

・・・といっていると怒られるのでなんとか思い出しながら書いてみる。「Decoded」の事例は面白かった。はい。

「bing」。「club bing」、というサービスが紹介されていた。日本語版ではどうもサービスとしてはないようなのだが、サービスとしてはUSAネットワークがやっているcharacter arcadeと類似のもので、ゲームで遊ばせてポイントを貯めて景品と交換する、というような類のサービスである。ユーザ200万人だって。コミュニティが作られているのでgamificationを考えるのはたしかにやりやすいのかもしれない。

うーんでも、まあ、bing。次に行こう。

「Decoded」ってのは本のタイトルである。JAY-Z、というヒップホップスターの自叙伝。ちなみにJAY-Zって私は初耳だったのだがグラミー賞を10回取ったとか2010年は50億円の売上をあげたとか、とにかくすごい人だ。そんなすごい人の本なら何もしなくても売れるんじゃないか。いやそうじゃない、キャンペーンを仕掛けるんだ、ということでその内容が紹介されている。

それ自体、とても面白い。世界中にDecodedの各ページが埋めこまれており、実際にその場所に行って探し当てた人がキャンペーンサイト上でその場所を入力することで、Web上で該当ページが読めるようになる、という仕掛けである。レストランの皿、家の屋根の上、プールの底、宅配ピザの箱の上、など様々な場所、しかも世界中である。相当壮大なキャンペーンだ。

実際かなり話題になって販促としては大成功だったとのこと。

まあちょっとこれ、gamificationといえばそうなのだが、あまり参考にはならないよなあ。いわばスカベンジャーハント、宝探しゲームであって普通にロケーションチェックイン型のサービスでやる分にはすぐできちゃうけど、この規模でやるのはさすがに無理だ。

このあたり、gamificationという概念自体の幅の広さを感じる事例でもあり、どこまでを含めて考えるべきなのかという部分についてはまだ揺らぎを感じる部分でもある。新しいコンセプトなのでその辺が固まってくるまでにはまだ時間がかかるということなのだろう。そういう柔らかさを感じさせるのがこの辺のセッションであった(と、寝てたくせにえらそうに言ってみる)。

■著者紹介

深田浩嗣(ふかだこうじ)
株式会社ゆめみ(代表取締役 社長)。1976年京都生まれ。京都大学大学院情報学研究科在学中2000年1月に株式会社ゆめみを設立。高い技術力を駆使し、モバイルEC、メール配信、大規模CRMの開発やソーシャルゲームプロバイダなど「モバイルを戦略的に使うためのコンシェルジュ」として、モバイルインターネットサービスの企画・開発・運営を手がける。ゲーミフィケーションの詳細はコチラ公式ブログほか、Twitterはコチラ。facebookはコチラです。
《深田浩嗣》

関連ニュース

特集

人気ニュースランキングや特集をお届け…メルマガ会員はこちら