今年はスマートフォン、海外展開に力を・・・「ソーシャル、日本の挑戦者たち」第12回 ポケラボ前編 | GameBusiness.jp

今年はスマートフォン、海外展開に力を・・・「ソーシャル、日本の挑戦者たち」第12回 ポケラボ前編

2011年最初の「ソーシャル、日本の挑戦者たち」ではポケラボの佐々木俊介代表に突撃。今後の展開について聞きました。本記事は12月上旬に収録しました。

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2011年最初の「ソーシャル、日本の挑戦者たち」ではポケラボの佐々木俊介代表に突撃。今後の展開について聞きました。本記事は12月上旬に収録しました。
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2011年最初の「ソーシャル、日本の挑戦者たち」ではポケラボの佐々木俊介代表に突撃。今後の展開について聞きました。本記事は12月上旬に収録しました。

―――まずは現在の社員数、社内体制を教えてください。

従業員が71名おりまして、そのうち正社員が45名ほどです。全体に対してエンジニアが約半分の35名ほどで、その他はカスタマーサポートやデザイナー、Flashデザイナーになっています。

―――では、現在展開されているアプリ数、プラットホームを教えてください。

ソーシャルアプリと呼ばれているのものは今5本ありまして、うち4本がモバゲー、1本はmixiに提供させていただいてます。現在開発中のものが8本くらいあり、半分くらいはモバゲーに、もう半分くらいはモバゲーとmixiに同時リリースを予定しています。

―――ちなみに、どういったアプリでしょうか?

バトルゲームが多いんですけども、他には『ヤキュトモ』展開バージョンのスポーツゲームだったりとかもあります。今までヒットしたもののノウハウを生かして展開できるようなサービスが主になりますね。あとは、最近リリースさせていただいた「ヱヴァンゲリオン」とのコラボもあります。

―――ポケラボの社風だったり、ならではの文化などはありますか?

弊社では皆がいろんなことに積極的に取り組むといった空気があります。エンジニアやデザイナーがプロデューサーも兼ねている部分があるという他にも、会社のバリューや経営理念を一緒に考えたりもしています。こういったものは基本的に経営者がトップダウンで決めると思うのですが、先日ワークショップを開きまして、従業員70人中で一部の都合がつかなかった人を除いた60人弱が参加して決めたりしました。全員がエンジニア、デザイナーとしてではなく、ビジネスマンや経営者目線で仕事ができるように環境を整えるように気をつけています。

―――ポケラボの強みやウリはどういった部分だと考えていますか?

実績ベースでは、今までかなり高い実績を残しているという点がありますね。またそういった実績の中からデータとしてユーザーの動向が取れ、次回以降のアプリに生かしていけるというのもかなり強みじゃないかと思っています。

もう一つの強みとしては、弊社は大きな資金調達をしており他社と比べても最高クラスの資金額となっていますので、それだけ大きなリスクが取れる、挑戦できるという環境があることだと思いますね。

―――資金調達のお話が出ましたが、ファンドからの資金調達によって戦略上何か影響はありましたか?

まずはライン数と採用を増やして、ゲームを沢山市場に出せる体制になったという点ですね。今スマートフォン部隊を組成しておりまして、さっそくもう開発をスタートさせている状態です。年内には10名弱の部隊にして、積極的にスマートフォン市場に出る状態になる予定となっています。年明けぐらいにはスマートフォンアプリもリリースできると思います。

―――今後の展開ですが、直近3ヵ月と1年後はどういったイメージでしょうか?

直近に関しては、ガラケーのアプリの方が多数出てくるだろうと思っています。ちょうど3ヵ月後くらいにスマートフォンアプリが出る予定なんですけども、そちらについては最初から海外向けのアプリを考えていまして、海外向けに展開していきます。

1年間の長期スパンでは、売上比率でスマートフォンアプリを3割くらいまで持っていきたいと考えています。これは国内の需要予測がまさにそれくらいというのと、海外展開するにあたってある程度目標を持って取り組みたいというのがあります。

―――海外展開は具体的にどういったものを描かれていますか?

まだまだ想像ベースの話になってしまうんですけども、1つとしては強いプラットホームや既に取り組みをしている企業と一緒に進出していくというのがありますね。もう1つは、まずは自社単独でやってみよう、と。主にブラウザ向けのアプリになると思うんですけれども、スマートフォンに特化させたブラウザのアプリをリリースしようと考えています。

―――海外展開も含めて、今後のビジョンで重要視しているキーワードはありますか?

戦略上KPIを何に置くかという話なんですが、利益よりもユニークユーザー、どれだけ多くのユーザーに使ってもらえるかという点を重視したいと考えています。リーチの数をとにかく広げていくということは、会社として利益的にも意義がありますし、働いている従業員にとっても意味のあることだと思っています。これは経営理念として決めたことなんですけども、自分たちが本当に面白いと思うもの、ユーザーにも面白いと思ってもらえるものをどんどんやっていこうと。企業として最低限必要な利益はまた別として、利益の優先順位は高めずにまずはユーザーにどれだけ楽しんでもらえるかを優先して考えていこうと形になっています。

―――他のSAPや他社アプリで気になっているところはありますか?

どの企業も強いなとは思いますが、サイバーエージェントグループさんに関してはグループ間で共有をしているので非常に強い印象を受けています。あとは、コンシューマーの企業ですね。どんどん参画しているのでその動向も気になっています。

実はアプリはあまりやらないのですが、先日やってみて面白かったのが『突撃!芸能スクープ』というアプリですね。Flashを結構使っていたり、題材が記事を読もうと思えるものなので機能やストーリーの説明に必然性があったりして面白い作りだなと思いました。

■著者紹介

株式会社HatchUp 八反田智和
1980年鹿児島県生まれ。慶応義塾大学卒。楽天リサーチ、外資広告代理店でのインタラクティブプロデューサーを経験した後、2009年より、ソーシャルゲーム業界に入る。WEB系人材会社営業(ソーシャル担当)を経て、2010年よりソーシャル企業支援会社HatchUpを設立、現在に至る。ソーシャル系イベント【STR】およびブログ(http://socialtoprunners.jp/)を運営している。
《八反田智和》

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