iPhoneに登場した『FirmVille』、Zyngaが込めた工夫とは? | GameBusiness.jp

iPhoneに登場した『FirmVille』、Zyngaが込めた工夫とは?

Zyngaは、Facebookなど上で世界最大のユーザー数、月間約2億人の月間アクティブユーザーを抱えるソーシャルゲームデベロッパーですが、その中でも『FirmVille』は元祖牧場系ソーシャルゲームで、こちらも約6000万人の月間アクティブユーザーを抱えます。その『FirmVille

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Zyngaは、Facebookなど上で世界最大のユーザー数、月間約2億人の月間アクティブユーザーを抱えるソーシャルゲームデベロッパーですが、その中でも『FirmVille』は元祖牧場系ソーシャルゲームで、こちらも約6000万人の月間アクティブユーザーを抱えます。その『FirmVille』がiPhoneアプリとしてデビューを果たしました。

ソーシャルゲームの動向を追うブログInside Social Gamesは、ZyngaがiPhoneに移植するに当たって仕込んだ数々の工夫について分析しています。



上記の画像を比べてみても、大きな違いはありません。しかし小さな工夫がゲームを遊びやすいものにしています。

最も大きな違いは主人公のキャラクターがiPhoneでは消えていることです。キャラクターが表示されることは感情移入の点で有利だと思われますが、Inside Social Gamesでは、マウスと違って指では細かい操作が難しく、なるべくシンプルにする工夫ではないかと分析しています。同様の事は画面全体にも言え、減ったアイコンこそあり、増えたアイコンは皆無です。必要最低限、必要なものは大きく、というUIです。

また、細かいところですが、何も無い牧草部分のイラストがiPhoneでは荒くなっています。これはパソコンと比較して解像度が低いiPhoneの画面に最適化したものだと思われます。

回線速度に配慮した部分では、一部のアニメーションが簡易化されているほか、アイテムの購入やフレンドにギフトを贈るという画面に表示されるアイコンは、デフォルトでは「Now Loading」の表示が入っていて、随時読み込む仕様になっています。アイコンが完全に読み込まれる前でもそのアイテムの情報さえ分かれば購入できるというわけです。

Facebookから離れる一方で、Facebookとの連携で友達を探す機能も搭載されているようです。

FacebookからiPhoneアプリへ、というのは例がないわけではありませんが、最大手のZyngaの手法は見習う部分もありそうです。
《土本学》

メディア大好き人間です 土本学

1984年5月、山口県生まれ。幼稚園からプログラムを書きはじめ、楽しさに没頭。フリーソフトを何本か制作。その後、インターネットにどっぷりハマり、幾つかのサイトを立ち上げる。高校時代に立ち上げたゲーム情報サイト「インサイド」を株式会社IRIコマース&テクノロジー(現イード)に売却し、入社する。ゲームやアニメ等のメディア運営、クロスワードアプリ開発、サイト立ち上げ、サイト買収等に携わり、現在はメディア事業の統括。

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