エイチームHD、3Q累計は暗号資産評価損が重荷で最終利益66%減——通期予想は据え置き | GameBusiness.jp

エイチームHD、3Q累計は暗号資産評価損が重荷で最終利益66%減——通期予想は据え置き

暗号資産の時価下落に伴う評価損約4.5億円が経常利益以下を大きく押し下げた一方、D2C事業の好調やコスト抑制が営業利益の下支えとなり、通期業績予想は変更していません。

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エイチームHD、3Q累計は暗号資産評価損が重荷で最終利益66%減——通期予想は据え置き
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エイチームホールディングス(東証・3662)は2026年6月5日、2026年7月期 第3四半期(2025年8月~2026年4月)の連結決算を発表しました。

3Q累計:営業利益は小幅減も、経常・最終は大幅減

3Q累計の売上高は172.42億円(前年同期比4.0%減)、営業利益は7.66億円(同12.5%減)、経常利益は3.90億円(同68.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3.43億円(同66.1%減)となりました。

営業利益の減少幅が比較的軽微だったのに対し、経常利益以下が大幅に落ち込んだ主因は暗号資産の時価下落です。営業外費用として暗号資産評価損4.45億円を計上しました。前年同期は逆に暗号資産評価益2.77億円を営業外収益に計上しており、その反動が収益を大きく押し下げました。

セグメント別:D2Cが好調、エンタメは縮小続く

メディア・ソリューションの売上高は123.01億円(前年同期比7.2%減)、セグメント利益は13.32億円(同15.3%増)となりました。子会社エイチームフィナジーの株式譲渡による連結除外が減収要因となった一方、暗号資産価格の下落に伴う販売促進引当金繰入額の戻入が発生したため、セグメント利益は増益となっています。

D2Cの売上高は21.37億円(同29.8%増)、セグメント利益は1.14億円(同66.3%増)でした。化粧品ブランド「lujo(ルジョー)」の継続利用者数が順調に増加したことが寄与しています。

エンターテインメントの売上高は28.03億円(同8.4%減)、セグメント利益は2.42億円(同28.9%減)でした。ゲームアプリ全体で引き続き減収傾向にあり、一部協業案件が外部要因により契約終了となったことが響いています。ただし既存タイトルの効率的な運用やコスト抑制により黒字は維持しています。

M&Aによるポートフォリオ再編を推進

当期中には事業ポートフォリオの入れ替えを実施しています。2025年8月に連結子会社エイチームフィナジーの全株式をSasuke Financial Labへ譲渡し、関係会社株式売却益1.53億円を特別利益に計上しました。

一方、2025年11月にはプッシュ通知サービス「PUSH ONE」等を運営するシグニティの全株式を10.50億円で取得し子会社化しています。同社の「PUSH ONE」をデジタルマーケティング支援における新規顧客拡大やクロスセル商材として活用する方針です。

通期予想は据え置き

通期の連結業績予想は売上高245億円(前期比2.4%増)、営業利益9億円(同6.4%増)、最終利益6億円(同42.1%減)と、2025年9月5日に開示した予想を据え置いています。各セグメントは概ね想定通りの進捗としており、今後の変更があれば速やかに公表するとしています。

《多賀秀明》

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