ホンダ・レーシング(HRC)は11月11日、レーシングシミュレーター筐体「Honda eMS SIM-01」を10台限定で発売すると発表した。価格は1000万円(税別)。
このフルモノコック・シミュレーターは、ホンダ・レーシング・スクール鈴鹿でサーキット走行トレーニングに実際に使用されていたフォーミュラ車両をベースに、HRCが製作したオリジナル製品だ。

F1をはじめ国内外で活躍するトップドライバーを育ててきた車体を活用し、6.2chサラウンドシステムや1500W振動子によって五感を刺激するリアルなサーキット走行体験を提供する。
HRCは2023年からeモータースポーツに取り組んでおり、年1回開催するイベントには初年度20万人、2024年23万人、2025年22万人が世界各地から参加している。「車を操る楽しさ・競う楽しさ・観る楽しさ」を世界中の人々と共有することを目的に、モータースポーツの新たな入口としてeモータースポーツを推進している。

製品サイズは長さ3000mm×幅1700mm×高さ1000mm、重量200kg。ベース車両は童夢SDH-F04を使用している。購入時にはオプションでリバリー(カラーリング)のカスタマイズも可能。また、レンタルでの体験も用意されており、詳細は専用窓口で問い合わせできる。
購入申し込みはZENKAIRACINGのWebサイトから行える。







